パブリッシャーのBeep Japanは8月30日、『Kamikaze Lassplanes(カミカゼ ラスプレーン)』をSteamにて日本時間の明日8月31日に配信開始することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Kamikaze Lassplanes』はシューティングゲームとビジュアルノベルが融合した作品でるという。舞台となるのはスチームパンク風の世界観をもつ、戦火のさなかにあるとある王国。プレイヤーは王国が誇る精鋭部隊のパイロットとなり、「ラスプレーン」と呼ばれる兵器とともに戦争の運命を左右する戦いに挑むことになる。
本作における謎多き強力兵器「ラスプレーン」として登場するのはアルバ・トロッセとハンナ・ブランデンブルクの二人。詳細は不明であるものの、その姿は人型の女性のようだ。二人の性格は正反対であるものの、ともに王国最後の希望がかけられているという。プレイヤーはどちらを戦友にするか、ゲーム内で選ぶことができる。
ゲームプレイにおいては横スクロール型のシューティングパートと、キャラクターの立ち絵が表示される日常のアドベンチャーパートに分かれて進行していくようだ。シューティングパートは3Dで描かれ、自機を操作し弾を発射しながら、敵の弾をかわし撃墜していくといったオーソドックスなスタイルとなっている。アルバとハンナはそれぞれ異なる能力を持っているといい、戦火の中でラスプレーンと共に戦うことで、お互いに気持ちがはぐくまれていくこともあるという。
そして日常パートでは、アルバとハンナとの交流が描かれる。本作におけるストーリーは8時間以上にわたるロマンスストーリーと銘打たれており、そのなかでラスプレーンと深い関係を築くこともできるのだろう。進行においては一枚絵が表示される場面もあるようで、そういったスチルを収集する要素も存在しているようだ。またストーリー中には選択肢も存在しており、プレイヤーの選んだ選択によってエンディングも分岐、マルチエンディングのなかではアルバとハンナが違った表情を見せるという。どちらを選ぶか、どういった選択肢を選ぶかで、全く異なるストーリーが描かれるのだろう。
開発を手がけるInky Dreamsはポーランドを拠点とするインディーゲームスタジオ。新興のスタジオであるとのことで、『Kamikaze Lassplanes』は同スタジオにとっての初リリース作品にあたる。同スタジオはビデオゲームのジャンルの型にはまらない、魅力的でストーリー主導のアドベンチャーを作ることを目的としているとのことで、そういった方針のもと本作が打ちだされるかたちとなるようだ。
『Kamikaze Lassplanes』はPC(Steam)にて8月31日リリース予定。価格は税込2980円を予定している。またSteamストアページ上では本作のデモ版も配布中。