“カミ視点”謎解きゲーム『カミとミコ』体験版公開。「リアル脱出ゲーム」運営元や「推しの子」赤坂アカ氏などが携わる、現代知識での人類救済

SCRAPおよび集英社ゲームズは12月4日、『カミとミコ』の体験版を公開した。同作はPC/スマートフォン向けにリリース予定。

SCRAPおよび集英社ゲームズは12月4日、『カミとミコ』の体験版を公開した。同作はPC/スマートフォン向けにリリース予定。体験版は本作の公式サイトより、ブラウザ上にて無料でプレイ可能となっている。

『カミとミコ』は、カミ様となり現代の知識を駆使して人類を救っていく、世界創造謎解きアドベンチャーゲームである。本作の舞台となる100万年前の世界では、ある集落が滅亡の危機に瀕していた。長きに渡って凍りつくような風に晒され、誰もが凍えているのだという。そんな中、集落の巫女は禁術によってカミ様を召喚する。プレイヤーはカミとして、集落の危機に立ち向かうこととなる。キャラクターとしては、人類で唯一カミの声が聞こえる少女ミコが登場。ミコは転生によって時代ごとに異なる姿を取りながら、プレイヤーと共に人類の歴史を歩むという。本作ではプレイヤーがカミとして、現代の知識によって飢餓や疾病に立ち向かう、カミとミコの歴史が繰り広げられるのだろう。

本作でプレイヤーは、カミとして集落で起こるさまざまな問題を解決していく。たとえば、100万年前の世界では、寒さやイノシシに関する問題や、食中毒などの問題が発生する。プレイヤーはミコの言葉や集落の様子などを観察し、現代の知識で事態の解決方法を導き出すのだ。しかし、カミの声が聞こえるのはミコだけ。言語の違いからか、彼女もカミの言葉を直接理解できない。そこで本作では、記号が刻まれた「カミノイシ」を用いて、ミコに神託を下す。村人の会話を聞いたり、画面内を調べたりすると、単語の書かれたイシが入手できる。イノシシや枝、集めるやバツなど、単語の書かれたカミノイシを組み合わせて、カミの意思をミコに示す。現代の知識とカミノイシを使った啓示によって、問題の解決方法をミコに伝えて、人類の危機を乗り越えるのだ。

またカミであるプレイヤーは、天候が操作可能。太陽を照らしたり、雨や雷を降らせたりなど、時には天気を操って状況を動かしていく。キャラクターや世界がドットで描かれている点も特徴だろう。

本作は、SCRAPと集英社ゲームズの共同制作タイトルとなっている。「リアル脱出ゲーム」などを手がけてきたSCRAPが企画/制作/販売を担当。同社代表の加藤隆生氏がディレクター、集英社ゲームズが共同製作を務めている。またシナリオとキャラクターデザインは、「『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」「【推しの子】」などを手がけた漫画家・赤坂アカ氏が担当している。経験豊富なクリエイターたちによって制作されているわけだ。

今回はそんな本作の体験版が一般公開となった。体験版では、プレイヤーが100万年の世界へカミとして召喚され、ミコと共に集落を襲う危機に立ち向かっていく。カミノイシによる啓示や、天候操作のシステムなどが登場。ゲーム序盤のシナリオや謎解きが、プレイできるようだ。体験版は公式サイトより、ブラウザ上にてPC/スマートフォンでプレイ可能となっている。

カミとミコ』は、PC/スマートフォン向けに配信予定。体験版は公式サイトより、ブラウザ上にて無料でプレイ可能だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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