怪獣の死体処理シム『Kaiju Cleanup』発表。大怪獣の死骸を命がけ解体お掃除、作業中に死んでも“代わり”はいる
Mythwrightは9月29日、『Kaiju Cleanup』を発表した。怪獣たちの死体を処理する一人称視点の清掃シミュレーションゲームだ。

パブリッシャーのMythwrightは9月29日、『Kaiju Cleanup』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストアページ表記によると日本語表示にも対応予定。
本作は、一人称視点の清掃シミュレーションゲームだ。本作の世界には巨大生命体が宇宙から襲来しているという。プレイヤーはそんな怪獣たちを退治……するのではなく、街で暴れ回った末にレールガンで息の根を止められた怪獣たちの死体を処理することになる。

怪獣たちの脅威は死後も健在であり、放射能を放出し、強酸性の体液を垂れ流し、臓器には爆発の危険性があるという。プレイヤーは死を恐れない寄せ集めで構成された「怪獣コーポレーション」の清掃員として、死体を処理していく。さまざまなガジェットを駆使して、怪獣の臓物を取り出したり、扱いやすいサイズに切断したり、ゼリー状の物体を吸い取ったり、高圧洗浄機で残骸を洗い流したりすることになる。なおミッションには時間制限がなく、“心安らぐ”清掃が可能とのこと。ただし作業中には死んでしまうこともあるようだが、新たなクローンが派遣されるので問題ないそうだ。
またミッションをクリアしていくことで装備品をアップグレードし、基地や車両、衣装のカスタマイズも可能になるそうだ。このほか探索要素もあり、怪獣たちがなぜ都市を狙って襲撃してくるのかを突き止めていくという。また進行に応じて「怪獣研究図鑑」が記録されていく要素もあるそうだ。

本作を手がけるのは英国に拠点を置くBrightrock Games。過去にはダンジョン作成シム『War for the Overworld』や宇宙病院運営シム『Galacticare』など、一風変わったシミュレーションゲームを手がけてきたスタジオだ。両作ともに見下ろし型シムであったが、今回は一人称視点のシミュレーションゲームへの挑戦になる模様だ。
なお“怪獣の死体処理”という着眼点は怪獣を題材とする作品で時おり描かれ、近年ではそれを主題にした映画「大怪獣のあとしまつ」も制作されていた。今回はそんなアイデアが英国のスタジオによってゲーム化されるかたちで、続報にも期待したい。
『Kaiju Cleanup』はPC(Steam)向けにリリース予定だ。