“クトゥルフ風日本”ダンジョン脱出PvE『Kaidan』発表。最大4人協力プレイ対応、「正気」を保ちつつ挑むコズミックホラー世界探索ミッション
5th Column Studioは8月21日、『Kaidan』を発表。本作はコズミックホラー要素が織り交ぜられた、ダンジョン探索アクションだ。

デベロッパーの5th Column Studioは8月21日、『Kaidan』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
本作は脱出型の探検アクションゲームだ。ソロプレイおよび最大4人協力プレイに対応予定。本作の舞台となるのは、和風の世界観にコズミックホラー要素が織り交ぜられた、「イカイグチ(Ikaiguchi)」という名の地。プレイヤーは妖怪や自らの狂気と戦いつつ、過酷な世界を冒険することになるという。

『Kaidan』は開発元の説明では、「エクストラクション・ライト」というジャンルを名乗っている。いわゆるダンジョン探索系のPvPvEゲームを土台としているようだが、本作にはPvPがないため“ライト”なのだという。しかし本作のPvEでは強力な敵たちが待ち受けており、激しい戦闘が繰り広げられるとのこと。ライトといってもお気軽な作品というわけではないようだ。
そんな本作は、ハイリスク・ハイリターンのゲームプレイが特徴になるという。操作可能なキャラは複数存在し、それぞれに独自の強みと弱みが存在。また探検中は体力だけでなく正気度(sanity)を管理する必要があり、持ち込む物資やツールを戦略的に選ぶ必要があるとのこと。ミッションに挑む前の準備が大事になるそうだ。
探検先から生還し、無事に物資を持ち帰ることができれば、武器やアビリティのアップグレードが可能。キャラクターを強化していける。しかし死んでしまえばすべてが失われるという。そうした緊張感のもとでプレイヤーは、狂気に満ちた世界を生き抜いていくことになるようだ。

本作を手がける5th Column Studioは、イギリス・ケンブリッジに拠点を置くデベロッパーだ。2022年にコンセプトアーティストのConnor Sheehan氏とJack Jones氏が設立。世界観の構築やアートデザインの制作などを請け負っているという。また同スタジオ独自のIPとして、日本風コズミックホラーの世界「Kaidan Universe」を創作。専用サイトやSNSなどで、アートワークや世界設定の発信といった活動をおこなっていた。
本作『Kaidan』は、そんな「Kaidan Universe」を舞台としたゲーム作品となるようだ。5th Column Studioが打ち出すゲームとしては本作が初めてとなる模様。本作の開発にあたっては、『Darkest Dungeon』と『ゴースト・オブ・ツシマ』から影響を受けているという。『Darkest Dungeon』からはリスクと報酬をベースにしたゲーム構造を、『ゴースト・オブ・ツシマ』からは雰囲気のあるストーリーテリングを、それぞれ参考にしているそうだ。
『Kaidan』はPC(Steam)向けに配信予定。また将来的にはコンソール向けにも配信予定とされている。