のんびり昆虫採集シム『Kabuto Park』、「好評率100%」の大人気スタート。お気に入りの昆虫で虫バトルに挑む、ひと夏の思い出
Doot Tiny Gamesは5月28日、『Kabuto Park』をSteamに向け配信。本作は昆虫をコレクションするシミュレーションゲームで、好評率100%スタートとなる盛況を博している。

パブリッシャーのDoot Tiny Gamesは5月28日、『Kabuto Park』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。リリース直後から好評率100%のユーザーレビューを獲得し人気を博している。
『Kabuto Park』はのどかな自然で昆虫をコレクションするシミュレーションゲームだ。夏休みを迎えたハナは8月の間「カブトパーク」を訪れることに。友人のミドリに案内されながらパーク内のさまざまなエリアを巡っていく。さまざまな昆虫を採集し、昆虫バトルのトーナメントに参加する熱いひと夏が描かれる。

ゲームは基本的にマウスクリックのみで進行する。マップから探索したいエリアに移動したら、昆虫を探したいスポットを選択し昆虫を見つけよう。左右に動くバーが出現し、バーを緑の範囲に重なるようにタイミングよくボタンを押すことで、昆虫を捕まえることができる。なお青の範囲でボタンを押すとニアミスとなり、昆虫にそっと近づくような演出が発生。少しずつ緑の範囲が広がり、捕まえやすくなるのだ。

また、集めた昆虫とともにバトルに挑むこともできる。3匹までの昆虫を選んでチームを組んでバトルに挑もう。戦いは数秒ごとに攻守が入れ替わりながらリアルタイムで進行し、相手の昆虫たちと互いに押し合いを繰り広げるのだ。昆虫はそれぞれ「カード」と呼ばれるスキルをもっており、プレイヤーは徐々に溜まるコストを消費してスキルを発動させることが可能。的確なタイミングでスキルを発動させれば、戦いを有利に進められる。相手の昆虫を台から落とせば勝利だ。

探索するエリアごとに生息する昆虫は変化し、個体によってサイズや能力値などが異なる。自分で名前をつけて大事に育てることもできるため、レアな昆虫や能力値の高い昆虫を狙って厳選するのもよいだろう。また、バトルに勝利することで手に入る通貨を使って新しい道具を購入すれば、新たなエリアに行けるようになったり、レアな昆虫を見つけやすくなったりする。

5月28日にリリースされた本作は、配信直後から瞬く間に評価を伸ばした。本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、約170件中100%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。絵はがきのようなかわいらしいアートスタイルや洗練されたUIは本作の特徴。また、落ち着いたBGMが田舎の雰囲気によく合っており、背景にうっすら聞こえるセミの鳴き声も夏を感じさせるのに一役買っている。特に昆虫を捕まえるパートは、ボタンをクリックしたときのSEや、タイミングよく押せたときの演出が気持ちいい。昆虫のサイズがメーターで表示され、どのくらいの大きさだったのか確認できる瞬間も、見ていてとてもワクワクする。ゲームシステムはシンプルながら、細部にわたる「心地よさ」へのこだわりが感じられる作品だ。レビューにおいても、そうしたビジュアル面・サウンド面の両方について高い評価を得ている様子。
本作を手がけるDoot Tiny Gamesは、2024年に『Minami Lane(おいでませ、みなみ通りへ!)』をリリースしていたデベロッパー。同作は日本風の街並みを舞台にした経営シミュレーションで、こちらもかわいらしいアートスタイルやシンプルなゲームプレイが好評だった。そうした点は『Kabuto Park』においても継承されており、今後さらなる反響を呼ぶことにも期待される。なお、本作は本稿執筆時点で日本語表示に対応していないが、前作『Minami Lane』は要望を受けて日本語などの言語がアップデートで追加された。今後ユーザーの反響によっては日本語対応がおこなわれるかもしれない。
『Kabuto Park』はPC(Steam)向けに配信中。現在リリースを記念したセールが実施中。6月12日まで20%オフの税込464円で購入することができる。