メタ脱出ホラーゲーム『Is this Game Trying to Kill Me?』Steamにて絶賛集まる。自分のいる部屋を変化させる“殺人ゲーム”を攻略しながら脱出を目指す

Stately Snailは11月13日、『Is this Game Trying to Kill Me?』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は日本語表示に対応。リリース後さっそく本作は好評を博している。

Stately Snailは11月13日、『Is this Game Trying to Kill Me?』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は日本語表示に対応。リリース後さっそく本作は好評を博している。

Is this Game Trying to Kill Me?はホラー要素のある脱出ゲームだ。森の奥深くにある小屋に閉じ込められた主人公。目の前に現れたのは謎めいた男、そして古びたコンピューター。小屋から脱出するためには、コンピューターにインストールされたレトロ風アクションゲームをプレイしなければならない。

このレトロ風アクションゲームの大きな特徴は、主人公のいる部屋と出来事がリンクしていることだ。ゲーム内での行動は部屋の環境に影響を及ぼし、ゲームをクリアするヒントは部屋の中に存在している。そして、ゲーム内のキャラクターが死ぬような行動を起こすと、プレイしている主人公も同じ目に遭って死んでしまう。本作はタイトルの通り、ゲーム内ゲームにプレイヤーが殺されないようにしつつ、部屋にあるパズルを解いて脱出するゲームなのだ。


本作は本稿執筆時点でレビューが100件以上寄せられており、98%のユーザーが好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。レビューでは主にパズルの出来の良さや、本作の雰囲気の良さが挙げられている。

ゲーム内でプレイするゲームを脱出の謎解きに使うという一見複雑そうな構造でありながら、頭をひねると解ける絶妙な難しさでちょうど良いという声が多く見られる。ゲーム内で参照できるヒントがあるなど、進行が詰まりにくくなる配慮があることも好評のようだ。ゲームの雰囲気に関しては、ローポリCGとピクセルアートが共存するグラフィックが主に評価されている点のようだ。本作が同系統のゲームである『Inscryption』に似ているというレビューも散見され、同作のファンの心も掴めているようだ。なおクリアまで4時間ほどというゲーム体験の短さが指摘されているものの、先述の雰囲気の良さやゲームの面白さもあってか、不満な点とまではなっていないようだ。


本作を手がけるのはロシアに拠点を置くStately Snail。メンバー二人の小さなインディースタジオで、過去には3D脱出ゲーム『Access Denied: Escape』やダンジョン探索アクション『One More Dungeon』シリーズなどを手掛けている。いずれもSteamユーザーレビューにおいて「非常に好評」のステータスを獲得しており、実績のあるスタジオだ。同スタジオによる新たなジャンルへの挑戦作がさっそく高く評価されているかたちだ。

『Is this Game Trying to Kill Me?』はPC(Steam)向けに配信中。リリース記念セールとして、11月27日まで定価の15%オフとなる税込1445円で購入可能となっている。また、本作の前日譚にあたる『Is this Game Trying to Kill Me? Preface』もSteamにて無料で配信中だ(こちらは日本語未対応)。

Rikuya Melichar
Rikuya Melichar

ゲームだいすき。独特の世界観や没入感があるゲームが好きで、気付いたら流行りのゲームを尻目にずっと遊んでたりします。

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