島ぐらし・お店経営シム『Island Market Simulator』発表。季節に応じて需要・供給がどんどん変化、派閥との付き合い方も大事な忙しめ店主生活

Zentium Studioは日本時間3月17日、『Island Market Simulator』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Island Market Simulator』は南国風の島を舞台とした経営シミュレーションゲームである。プレイヤーは島のお店の経営者として、店舗を自由にレイアウトし、さまざまな商品を揃え、収益を上げることを目指す。ストアページの記載によれば、レイアウトに使える装飾100種、取り扱える商品73種、農作物47種、家畜3種が用意されるとのことで、かなりボリュームある作品になるものと思われる。
本作の特徴として、店だけでなく店を取り巻く環境もシミュレートされていることが挙げられるだろう。四季の移ろいや天候の変化に応じて農作物の成長や流通にも影響が生じる仕様になっているため、収益を最大化するにはそうした周囲の変化を敏感に察知して、臨機応変に仕入れや価格設定をしていく必要があるようだ。季節に応じたイベントも15種用意されており、需要の変化にうまく対応するための情報収集や、長期的な準備計画が重要になってきそうだ。

また、本作では人間関係もシミュレートされている。王国・島民・海賊の3つのグループが存在しており、それぞれのグループとどのように関わっていくかによってイベントやストーリーが変わってくるようだ。3つのグループのうち、王国と海賊は敵対関係にあると思われる。どちらかに肩入れするのか、あるいは中立的にバランスを取っていくのか、経営者としての手腕が問われるところだ。

ちなみに本作の今後のロードマップも公開されており、第2四半期にはデモ版のリリースが予定されている。その後、第3四半期にはクエストやイベントの充実を図り早期アクセス版を公開、第4四半期の製品版リリースまでにはマルチプレイにも対応予定とのことである。

Zentium Studioはトルコのアンカラに拠点を置く、2024年創立の新鋭のゲームスタジオだ。2024年にはPCのキーボードそのものをテニスコートとして扱い、キー入力でボールを打ち返すゲーム『Keyboard Tennis』をリリース。既存のゲームに見られない新しいおもしろさを打ち出すことを目標としているようだ。今回の『Island Market Simulator』にどんな創意工夫がなされるのか、今後の動向に注目したい。
『Island Market Simulator』はPC(Steam)向けにリリース予定だ。