「いい席案内」ゲーム『Is This Seat Taken?』発表。「窓側がいい人」「寝たい人」「うるさい人」など、全員うまいことちょうどいい席に座らせる

デベロッパーのPoti Poti StudioおよびパブリッシャーのWholesome Gamesは1月31日、『Is This Seat Taken?』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびAndroid/iOSで、発売時期は未定。

デベロッパーのPoti Poti StudioおよびパブリッシャーのWholesome Gamesは1月31日、『Is This Seat Taken?』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびAndroid/iOSで、発売時期は未定。Steamストアページによれば、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『Is This Seat Taken?』は、「座席を案内する」ロジックパズルゲームだ。本作でプレイヤーは、映画館・混雑したバス・結婚式場・タクシーの車内などさまざまな場所にて、人々に「座席」を割り当てていく。個性豊かな登場人物たちが皆満足できるよう、工夫して座席を割り当てて次の場面へ進んでいくのだ。

登場人物たちは、それぞれ違う体形と特性をもっており、席の割当も一筋縄ではいかない。たとえば「匂いに敏感な人」は「香水をつけすぎた人」の隣では不満を覚えるし、「眠りたい人」は「騒がしい人」の隣には座りたくない。そうした特性を鑑みて、人々をうってつけの席に案内していくのだ。

ほかにも「窓から景色を見たい」「親のそばに居たい」「汚れた席は嫌だ」など希望はさまざま。時には配膳された料理を入れ替えるなど、環境の方も操作して、頭を使って理想の席順を実現することになる。

本作ではタイマーやリーダーボードなどを気にせず、自分のペースでゆっくりパズルが楽しめるとのこと。また本作では、主人公となるキャラ「ナット」が、憧れの俳優を追う足取りを追い、さまざまなロケーションを巡る心温まるストーリーが描かれるとのこと。

本作を手がけるPoti Poti Studioは、ベルギーのブリュッセルとスペインのバルセロナを拠点とするスタジオ。アートを担当するSergi Pérez Crespo氏と、プログラミングを担当するAusiàs Dalmau Roig氏の二人が立ち上げたとのこと。ゲームデザインについては両名とも携わっているそうだ。

両名の過去の実績としては、過去に別々のスタジオで『You Suck At Parking』や『Scrabble Go』といった作品の開発に関わったとのこと。しかし、Roig氏が2024年にレイオフの対象となり失職。同氏が独立の道を追うことを決めて間もなく、Crespo氏も退職。二人で独立し、フルタイムにて『Is This Seat Taken?』を手がけることとなったそうだ。

『Is This Seat Taken?』はPC(Steam)およびAndroid/iOS向けに開発中。Steamストアページによれば、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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