注目のリアルライフシム『inZOI(インゾイ)』には「写真や画像から3Dモデルを生成する機能」が搭載予定。AI活用でお好みのオブジェを手早く生成


KRAFTONが開発中のライフシミュレーションゲーム『inZOI(インゾイ)』にて、写真から3Dモデルを生成できる機能が存在すると明らかになり、話題となっている。海外メディアGamesRadar+などが伝えている。

『inZOI』は、Unreal Engine 5による精細なグラフィックが特徴のライフシミュレーションゲームだ。2024年後半にPC(Steam)での早期アクセス配信が予定されている。本作は『The Sims』シリーズのようにキャラクターを作成し、神の視点となってそのキャラクターの人生に関与していく。


本作では、街のすべてのキャラクターが自分の自由意志で行動する“Comprehensive public simulation(包括的なシミュレーション)”がおこなわれるという。病気、トレンド、ゴシップなど多彩なイベントが発生するそうで、プレイヤーが関与せずともキャラクターたちが自律的に行動をして、影響を及ぼしあうとのこと。そんな本作にて、ゲーム中にある「写真から3Dモデルを生成できる機能」が存在すると明らかになり話題となっている。


米IGNが紹介している3Dモデル生成機能は、ゲーム内に搭載された生成AIによるものだという。ゲーム内に写真をアップロードすると、AIが自動で3Dモデルを作成し、写っている物体をゲーム内に取り込むことができるとのことだ。上記の映像では、実際にPC内の画像を取り込み、3Dモデルを生成。その3Dモデルを用いて車に飾り付けをしている様子が確認できる。

ライフシムといえば、建造物の飾りつけも魅力のひとつ。画像から自由に3Dモデルが生成できるとなれば、さまざまな場面で活用できる機能となりそうだ。今回はデモ映像とみられるものの、実際のゲームプレイにおける生成の精度なども気になるところだろう。

なお本作では先日、キャラメイクを体験できる期間限定体験版が配信され、人気を博していた(関連記事1関連記事2)。体験版では、キャラの服のテクスチャ画像などを、AIが自動で生成する機能なども用意されていた。『inZOI』は次世代ライフシムとして、AIによる生成機能がさまざまな点で活かされるようだ。ユーザーによりAIによる機能が活用され、どのような遊ばれ方をしていくかも注目される。

『inZOI』はPC(Steam)向けに2024年後半に早期アクセス配信予定だ。なお本作は早期アクセス時点で日本語表示をサポートする予定はなく、英語と韓国語での表示となるので留意されたい。