超リアルライフシム『inZOI』、“キャラメイクだけ体験版”がSteamにてピーク時1万8000人超えの大盛況。自由自在に自分だけのキャラづくりを楽しむユーザーたくさん


KRAFTONは8月21日、ライフシミュレーションゲーム『inZOI(インゾイ)』のキャラクタークリエイトを体験できるデモ版『inZOI: Character Studio』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。含まれている内容はほぼキャラクタークリエイト機能のみでありながら、本作はさっそく盛況を見せているようだ。

『inZOI: Character Studio』は、ライフシミュレーションゲーム『inZOI』のキャラクタークリエイト機能を体験できるデモ版だ。『inZOI』では自由にキャラクターを作成し、神の視点となってその人生に関与していく。キャラクターたちは自分の自由意志で行動し、“Comprehensive public simulation (包括的なシミュレーション) ”がおこなわれるという。病気、トレンド、ゴシップなど多彩なイベントが発生するそうで、プレイヤーが関与せずともキャラクターたちが自律的に行動をして、影響を及ぼしあうという。

『inZOI: Character Studio』は配信開始直後さっそく盛況を見せており、SteamDBによるとピーク時で1万8000人以上の同時接続プレイヤー数を記録(SteamDB)。本作に含まれている内容はキャラクタークリエイト、およびゲーム内のソーシャルプラットフォーム「Canvas」へのアクセスという限られた内容でありながら、非常に多くのプレイヤーを集めているようだ。

実際にプレイしたユーザーからも好評のようで、本作のSteamユーザーレビューは本稿執筆時点で約770件中81%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。キャラクタークリエイトの自由さを評価する声や、リアルかつ高品質なグラフィックのキャラクターを作成できるという点が好評を博しているようだ。またそういったデモ版の完成度の高さから、今後リリース予定の『inZOI』への期待を寄せる声も多く見られている。

また本作の人気の理由にはSNS上での盛り上がりも関係していそうだ。SNS上では本作の幅広いキャラクタークリエイト機能を利用して著名人やさまざまなキャラクターなどを再現し、共有するといった流行がみられる(関連記事)。そういった投稿で、Unreal Engine 5による精細なグラフィックで描写されたキャラクターたちが話題を呼び、より多くのプレイヤーを集めているという可能性もありそうだ。

なお、『inZOI』公式Xアカウントの投稿によると、現時点において体型調整のスライダーなどにおいて多数のフィードバックが寄せられているとのこと。しかし技術的な課題に直面しているとのことで、現状では完全な機能を提供できていないという。この問題については、次回リリース予定のデモバージョンでは改善されたものを提供するとも発表しており、『inZOI』のリリースへ向けてもさらなるブラッシュアップがはかられることになるのだろう。今後の続報にも期待したいところだ。

『inZOI: Character Studio』は『inZOI』のデモ版として、PC(Steam)にて期間限定で配信されている。8月26日の13時までプレイが可能だ。なお、『inZOI』および『inZOI: Character Studio』は日本語には対応しておらず、ゲーム内は英語と韓国語での表示となるので留意されたい。