市松人形ステルスアクション『いちまさん』8月8日配信へ。市松人形となって人間に見つからないよう屋敷を進む、少し怖くて切ない冒険

市松人形ステルスアクション『いちまさん(Ichima-san)』が8月8日にリリース予定。市松人形になって人間に見つからないよう屋敷を探索していく、ホラーゲーム風のステルスアクションADVである。

国内のゲーム開発者せをはやみ氏は7月2日、『いちまさん(Ichima-san)』を8月8日にリリース予定だと告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発表にあわせて、トレイラーが公開されている。

『いちまさん』は、市松人形になって人間に見つからないよう屋敷を探索していく、ホラーゲーム風のステルスアクションADVである。本作の舞台は、家具や道具などに宿るという「付喪神」が存在する世界。主人公は、ある時気がつくと市松人形の体になっていた人物だ。本作ではそんな主人公が人間の身体を取り戻すため、人形の体で冒険を繰り広げていく。少し怖くて切ない物語が描かれるそうだ。

へっついという付喪神によると、ハート形の物体「猪目のクレスト」がいくつかあれば、主人公は助かるのだという。そこで主人公は屋敷を探索し、猪目のクレストを集めることになる。ただし付喪神の世界にはタブーがあり、人間に動いている姿を見られてはいけない。具体的には、デモ版収録のステージでは数人の空き巣が登場。市松人形の主人公が忍び込んだ彼らに捕まると、ゲームオーバーになってしまう。また市松人形になった主人公は、霊力を使って体を動かすため、ゲージが尽きると動けなくなる。本作では人間と霊力を考慮しながら、屋敷を探索していくのだ。市松人形のアクションとしては、ジャンプやちょっとした登攀が可能。力を抜いてその場に倒れる、ただ人形のフリもできる。霊力ゲージの成長システムも搭載されており、回復無しで行動可能な時間が徐々に伸びていくようだ。

 


本作は、国内のゲーム開発者せをはやみ氏が手がけている。同氏は過去作としては、『SEKISAI』や『百獣エスケープ』などをリリース。『百獣エスケープ』においては、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー13件中100%の好評を獲得している。

本作『いちまさん』は、2023年3月から開催された「Unity1週間ゲームジャム」にて公開。本作はゲームジャム版をベースとした、有償版となるようだ。なおSteamのストアページではデモ版が公開中。せをはやみ氏のX(旧Twitter)アカウントによれば、一般向けには7月20日および7月21日に開催される「BitSummitDrift」にも出展予定であるそうだ。

『いちまさん』は、PC(Steam)向けに8月8日リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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