“復活した”大注目サンドボックス『Hytale』、来年1月13日に早期アクセス配信へ。まだ「未完成品」ながら、コミュニティとともにじっくり進化目指す

Hypixel Studiosは11月29日、『Hytale』を来年1月13日に早期アクセス配信すると発表した。

Hypixel Studiosは11月29日、『Hytale』を1月13日に早期アクセス配信すると発表した。本作はPC向けにリリースされる見込みで、正式リリースまでに数年ほどの時間をかけてアップデートしていく旨が伝えられている。

『Hytale』は、『マインクラフト』の人気サーバーHypixelの運営チームにより、サンドボックスRPGとして開発されているゲームだ。自動生成された広大なファンタジー世界での生活や冒険を楽しめると謳われている。

本作は2015年に始動したプロジェクトで、2018年12月に正式発表され、トレイラーで大きな注目を集めることになった。その後2020年4月に、開発元のHypixel StudiosがRiot Games傘下となり開発が進められていたものの、マルチプラットフォーム対応などさまざまな要因から、2021年に予定されていたリリースは延期となっていた。

そんな中では、今年6月24日に突如本作の開発中止が発表されていた。しかしHypixel社の共同創設者兼CEOを務めるSimon Collins-Laflamme氏は、本作再始動に向け、権利元となっているRiot Gamesに連絡を取ることを表明(関連記事)。そして11月18日には、本作の開発再開が発表された(関連記事)。

今回そんな『Hytale』のWindows向けの早期アクセス配信日が公開されたかたち。早期アクセス配信時点では探索(Exploration)モード、クリエイティブモードが実装されるほか、Modの導入をサポート。なお正式リリースまでには数年間続く予定とのことで、それまでにはLinux/Mac向けの展開や、ミニゲーム、アドベンチャーモードが追加されていくそうだ。

ちなみに本作については、Simon氏いわく、Hypixel StudiosはRiot Gamesから『Hytale』の権利を100%買い取ることに成功したとのこと。かつてのスタッフも30名以上集い、オリジナルの『Hytale』のビジョンに立ち戻ると表明されている。一方で、投資家やパブリッシャーからの出資はなく、Simon氏と、スタジオの共同設立者であるPhilippe Touchette氏の共同出資で開発がおこなわれるとのこと。

なお本作は素早くリリースに繋げるため、過去3年間にわたって開発されてきたクロスプラットフォームエンジンを手放し、レガシーエンジンでの開発に戻る方針を明かしていた。Simon氏らは完璧なゲームエンジンよりもまずは素晴らしいゲームを作ることを優先しているとのことで、長らく期待が寄せられていた本作の船出には期待が寄せられる。

Hytale』はPC向けに1月13日、早期アクセス配信予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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