マルチ対応ゾンビオープンワールド『HumanitZ』今になって史上最大の盛り上がり。ゾンビ一掃火炎放射器や「馬」など新要素どっさり無料大型アプデで

Yodubzz Studiosは4月12日、『HumanitZ』に向けVer.0.917となる無料アプデを配信。馬や火炎放射器を追加するアプデとなっており、本作リリース以降最大の盛り上がりとなっている。

Yodubzz Studiosは4月12日、『HumanitZ』に向けてVer.0.917となる無料アップデート「Saddles & Settlements」を配信した。アップデートのリリースによって、本作は早期アクセス配信されて以降過去最高の盛り上がりを見せている。なお本作はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中で、日本語表示に対応している。Epic Gamesストア/GOG.com向けにも配信予定だ。

『HumanitZ』は見下ろし視点(クォータービュー)にて繰り広げられる、オープンワールドサバイバルゲームだ。本作はゾンビの大量発生によって人類文明が滅んだ世界を舞台として、生き残りをかけてサバイバルをおこなう。本作はソロプレイのほか、サーバーを作成してPvPあるいはPvEのオンラインマルチプレイも可能となっている。

本作のフィールドは田舎と都市部が存在することが特徴で、都市部には多くの資源がある一方で、ゾンビがたくさん押し寄せてくることもある。サバイバル要素としては釣りや狩り、拠点建築などが可能となっている。ステータスには体力の他に満腹度や渇きといった各種ステータスが存在しているため、これらを良好に保ち続ける必要もある。さらに本作には季節の移り変わりや天候も存在。ゾンビ以外にも、さまざまな要素を考慮して生き延びるのだ。

Yodubzz Studiosはそんな本作に向け、無料アップデートVer.0.917「Saddles & Settlements」を配信。アップデートではまず、馬が実装。鞍を用意することで、移動手段として利用することが可能だ。4種類の馬が存在し、それぞれ体力やスタミナのステータスが異なる。なお餌を与える必要もあり、移動が快適になる一方で、ちゃんと世話をしてあげることも重要だろう。

また火炎放射器も追加。クラフトも可能ながら、クラフトするためには技能知識を獲得している必要があるため、火炎でゾンビをなぎ払いたい場合には、探索も欠かさずおこなっておくといいかもしれない。そのほか、建築物の追加や最新のシナリオモードなどが追加されており、大規模なアップデートとなっている。

本作は2023年9月19日に早期アクセス配信開始され、以後複数回のアップデートがおこなわれてきた。SteamDBによれば、リリース直後にはピーク時に1531人の同時接続プレイヤー数を記録していたが、今回の「Saddles & Settlements」追加によって、その人数を超す1639人を記録。本作のリリース以来最高の同時接続プレイヤー数を達成したかたちだ。

なお本作の評価については、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューにて約3800件中74%が好評とする「やや好評」ステータス。照準や武器などの装備入れ替えにおける操作性の悪さを指摘する声や、大小の規模を問わずバグが多いとして不評を投じるレビューも見られる。また日本語ユーザーからは、一部がローカライズされていないことや、品質の低さが指摘されてきた。

一方で開発元のYodubzz Studiosは、ロードマップを公開しており、その際にはローカライズの更新も順次おこなっていくと伝えている。完全にローカライズされていない箇所が発生してはいるものの、随時アップデートしていくそうだ。また大型アップデート後の本稿執筆時点ですでにバグ/不具合修正をおこなうホットフィックスが2回配信されており、引き続きバグ修正などのブラッシュアップも進められている。本作に向けた今後のアップデートや改善も期待されるところだ。

『HumanitZ』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。開発元によれば、Epic Gamesストア/GOG.com向けにも配信予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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