人肉ファストフード店経営シム『Human Fast Food』Steam向けに発表。人肉バーガーにフライドフィンガーなど、素材の味と形を活かしモンスターのお客様に素敵な料理をご提供


Bricchi Gamesは10月22日、人間調理ファストフード店経営ゲームHuman Fast Foodを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。リリースは2025年度第一四半期を予定している。なお本作ストアページおよび本稿にはややグロテスクな表現が含まれているため、閲覧の際は留意されたい。

『Human Fast Food』は文字通り人肉を提供するファストフード店経営シミュレーターだ。お客さまは地下の怪物。店には不定形のスライムやミミック、ゾンビなどファンタジーでは定番のモンスターたちが多数来店するようだ。プレイヤーはそんな地下のファストフード店を経営し、お客さんを満足させるサービスを提供することを目指して利益を上げ、店舗を拡大していくことを目指す。


本作の大きな特徴として、提供する料理の主な材料となるのは人間の肉。その入手ルートは不明であるものの、トレイラーや公開されているストアページの情報を確認したかぎりでは“素材”の形そのままで入荷されているようだ。そういった描写が苦手な方は注意されたい。

プレイヤーはそんな人肉をプロセッサーやミンチ機などにかけて加工、部位ごとに切り分けながらさまざまな調理器具を使って料理し、お客様においしく提供することを目指す。お客様から要求される料理は、脳みその丸焼きのような料理や、人肉ハンバーガー、フライドフィンガーなど。素材の形や味をふんだんに活かした料理が多数用意されているのだろう。


また、自身の経営するファストフード店は自由にカスタマイズ可能。また調理器具や加工器具をアップグレードすることでより早く、効率的に利益を上げることができるようだ。さらにはモンスター猫(monster cats)を雇って自身の仕事を手伝ってもらうことも可能であるという。提供しているのは人肉であるものの、ブラックユーモアにあふれたリラックスできる雰囲気で店舗経営が楽しめるとされている。

本作を手掛けるのは個人開発者とみられるBricchi Games。Steamでは2024年1月に一人称視点のホラーゲーム『Dracula Awakens』をリリースしている。同作のユーザーレビューステータスは「好評」であるものの、その件数は本稿執筆時点で11件と少なめ。Bricchi GamesもXアカウント上で「これが最初で最後のホラーゲームになるだろう」と伝えており、あまり同作の売上には手ごたえを感じられなかったのかもしれない。今回発表された新作となる『Human Fast Food』は、そんな前作からホラーの要素を受け継ぎつつも、人肉を調理するというキャッチーさとダークユーモアを特徴とした店舗経営シムとして新たに打ち出したかたちとなるようだ。

『Human Fast Food』はPC(Steam)にて2025年度第1四半期にリリース予定。本稿執筆時点ではストアページにてプレイテストの参加も受付中だ。