日本の町徘徊ホラー『Welcome to Doll Town』2月14日配信へ、まずは無料のエピソード1として。『サイレントヒル』から影響受ける、ローポリ人形サイコロジカルホラー
デベロッパーのBad Wish Gamesは昨年12月30日、『Welcome to Doll Town』のエピソード1を2月14日に無料でリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)および海外PS5/Xbox/モバイルで、Steamストアページ表記によると日本語表示にも対応予定。
本作は、日本風の街を舞台とするサイコロジカルホラーゲームだ。舞台となるのは、人間に瓜二つの人形が徘徊するDoll Town(Ningyōmachi)。女子高生の主人公はアルバイトでこの町を訪れるも、不気味な世界に閉じ込められてしまう。
人形たちは町の住民の肉と骨で作られており、Puppet Masterなる存在が裏で糸を引いているという。また、主人公は住民の記憶をもつ7体の人形と対峙しながら、町の暗い過去を紐解いていくことになる。なおこのなかでは凄惨な描写や精神的苦痛をテーマとする物語が描かれるそうで、Steamストアページでは注意喚起も記載されている。
本作には俯瞰視点が採用され、ローポリゴン風のグラフィックで構築されている。近接主体の戦闘システムなどもあり、PS1向けの『SILLENT HILL』第1作から影響を受けているそうだ。ゲームはストーリー主導で展開され、廃墟のようなDoll Townを巡りながら複雑な謎解きをしつつ、町の謎に迫っていく。ただし町は、何が現実で何が呪いの影響なのか判別がつかない状態だという。現実が呪いに侵食されていくような表現も持ち味となるのだろう。
本作を手がけるのはBad Wish Games。独学で個人開発をしているというD42mon氏によるスタジオだ。ゲームエンジンとしてはUnity(Unity3D)を採用。昨年8月に制作中であることがXなどで発表され、当初は2025年10月31日配信予定とされていた。
【UPDATE 2024/1/2 17:38】
開発者名を修正
一方で今回、本作がエピソードを分ける形式で配信されることが発表された。まずはエピソード1が2月14日に無料で配信予定だという。エピソードを分けて配信する背景には、フィードバックを受けながら次回エピソードで改善していくといった狙いもあるそうだ。また個人開発にてワークフローが大規模化せず維持しやすいという考えもあるとのこと。
なお本作に向けてはエピソード1に先がけて、Steamにて無料デモ版が近日中に配信予定。ひと足早く本作の作風を確かめられる機会となる。興味のある人はプレイしてみるといいだろう。
『Welcome to Doll Town』エピソード1は、PC(Steam)および海外PS5/Xbox/モバイル向けに2月14日に無料配信予定だ。