異常団地アパート警備ホラー『柘榴団地』12月17日配信へ。白装束の女に話しかけてはいけない、いわく付き集合住宅での日勤業務
個人サークル是々然々(Korekoreshikazika)は12月13日、『柘榴団地』を12月17日21時ごろにリリースすると告知した。

個人サークル是々然々(Korekoreshikazika)は12月13日、『柘榴団地』を12月17日21時ごろにリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam/BOOTHなど)。発表にあわせて、体験版のアップデートもおこなわれている。
『柘榴団地』は、いくつかの奇妙なルールを守っていわくつきのアパートで警備業務にあたる、住宅警備ホラーアドベンチャーゲームである。本作の舞台となる○○県○○市の柘榴団地内のアパートでは、10日間の日勤警備員が募集されていた。主な業務内容は、来客対応と住民・住民トラブルの問い合わせ対応、巡回・モニターの監視など。未経験者歓迎で、学歴・職歴は不問。職場への直行・直帰が可能なのだという。
しかしそんな柘榴団地での警備業務には奇妙なルールも存在していた。一つ、住民には必ず挨拶すること。二つ、来客には必ずリストへ本名を書いてもらうこと。三つ、15時には必ずアパート内を巡回すること。そして、白装束の女には絶対に声をかけないこと。奇妙なルールの課せられた、いわくつきのアパートでの10日間の警備業務が繰り広げられる。


本作でプレイヤーは、柘榴団地で働き始めたばかりの新人警備員として、朝8時から18時までの警備業務を担当する。警備業務は、基本的には警備室にておこなう。住民の方が前を通った際には、欠かさず挨拶を実施。来客があった場合には、中へ入れる前に必ずリストへフルネームを記載してもらう。
また巡回やモニターの監視も重要な業務である。警備室には防犯カメラのモニターが設置されており、アパート内の1階から屋上まで、各階の様子が確認できる。リアルタイムに時間が経過していく中、モニターで定期的に映像をチェックし、異常があった場合には適宜現場へ向かい、トラブルなどにも対応していく。15時には、定期巡回も実施する決まりとなっている。ここまでは、一見普通の警備業務のようにも思える。しかし柘榴団地には、白装束の女性が出現することがあり、彼女には絶対に声をかけてはいけないのだという。もし白装束の女性に声をかけてしまうなど、警備員がルール違反をしてしまうと、霊障レベルが上昇。霊障レベルが上がると霊障が発生し始め、画面にも影響をおよぼし、レベル5を超えるとプレイヤーは行動不能になってしまう。本作では霊障レベルが上がりきらないように、いわくつきのアパートでの警備業務を進めていくのだろう。

柘榴団地の異常としては、異常な人物や奇妙な痕跡などもたびたび出現。霊媒師を名乗る人物や宗教団体の関係者なども、来客として訪れる。ストアページによると、本作では忠実に業務を遂行する以外に、住人や来客との交流によって人間関係の構築が可能とされている。住人たちは日時によって決まった行動をとるが、プレイヤーの介入によって行動に変化が起きる場合もあるとのこと。住人ルールの遵守状況や住人との関わりなどによって、ストーリーが複数のルートへ分岐する。10月時点の情報によると、プレイ時間は4時間から6時間程度。公式サイトによるとエンディングは13種類用意されている。業務中に様々なオブジェクトを調べると、柘榴団地の真実にも迫っていけるようだ。

本作は、きじなご氏による個人サークル是々然々が手がけている。過去作としては、2024年8月に『閏月事件』を公開。同作は、「エラー」と呼ばれる人の世の理から外れた異常存在を調査するホラーADVで、ループする白い部屋での事件が描かれていた。
本作『柘榴団地』も、エラーの存在する世界が舞台となるシリーズ「Error Code:013」の作品とされている。2025年5月には、アルバイトをしながらゲームを作っている同氏が、生活費の補填や制作環境の整備などを目的にクラウドファンディングを実施。45人の支援者から、71万5000円の資金が集まっていた。今回はリリース日の発表にあわせて、体験版がアップデートされている。無料体験版は、公開当初は5分から30分程度の内容とされていたが、更新後は警備業務が3日目までプレイ可能。序盤の流れや世界観の一端などに触れられる内容となっている。
『柘榴団地』はPC(Steam/BOOTHなど)向けに、12月17日21時ごろリリース予定だ。10月時点の情報によれば、価格は1480円となる見込み。またSteamおよびBOOTHでは、3日目までプレイ可能な体験版が公開中だ。
この記事にはアフィリエイトリンクが含まれる場合があります。


