ノスタルジック地方都市探索ホラー『もういいかい?』8月1日配信へ。小学生が迷い込んだ、90年代の誰もいない町
URUTA KOBITO GAMESは6月25日、『もういいかい?(Unsought)』を8月1日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、通常価格は920円。発表にあわせて、新しいトレイラーも公開されている。
『もういいかい?』は、小学生が1990年代の誰もいない町へ迷い込む、パノラマホラーアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、1990年代の日本の地方都市だ。主人公の小学生は、ある時誰もいない町へと迷い込んでしまう。一見普通の町のように見えるが、周囲には誰もいない。おかしな町から家に帰ろうとする中で、恐怖が繰り広げられる。
主人公の小学生は、3D空間で表現された奇妙な町を探索していく。誰もいない町には小学校や駄菓子屋、踏み切りや商店街といったロケーションが広がっている。ゲームプレイの詳細は不明ながら、主人公は奇妙な町を探索することで、家に帰る方法を探していくのだろう。ストアページなどでは誰もいない町と呼ばれているものの、トレイラー内には様子のおかしな人の姿も確認できる。主人公は家に帰ろうとする中、何かと対峙することになるのかもしれない。
また本作では、1990年代の日本の様子が、描き込まれたテクスチャによって再現されているという。要素としては、3種類のエンディングが存在しており、プレイヤーの行動次第で結末が分岐。1990年代のノスタルジーな雰囲気や3種類のエンディングと共に、小学生の体験する恐怖が描かれるわけだ。
本作は、宇留田小人氏が手がけている。同氏は「クトゥルフ神話TRPG」向けのシナリオや、マンガなどを制作してきた人物。同氏のBOOTHでは、ゲームの進行を管理するキーパー(いわゆるGM)が不要で遊べるゲームブック形式のソロシナリオを含めて、多数のシナリオが公開中となっている。本作『もういいかい?』は同氏のXアカウント上ではADV版とも表現されている。同氏による「新クトゥルフ神話TRPG(第7版)」向けのソロシナリオ「もういいかい?」をベースとした、デジタルゲーム版となるのかもしれない。
『もういいかい?』は、PC(Steam)向けに通常価格920円で配信予定。リリース時には20%オフのセールも実施予定となっている。