こっくりさんが帰ってくれないホラーゲーム『こっくりさんのいうとおり』Steamにてお披露目。おさげの少女とこっくりさんを終わらせる、夕暮れの教室での怪異譚
hanedaSK.Gamesは11月7日、『こっくりさんのいうとおり』のSteamストアページを公開した。

サークルhanedaSK.Gamesは11月7日、『こっくりさんのいうとおり』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに、2026年リリース予定。動画やスクリーンショットなどが公開中となっている。
『こっくりさんのいうとおり』は、おさげの少女と共に、帰ってくれないこっくりさんをどうにか終わらせようとする、3D一人称視点の「移動禁止」ホラーゲームである。本作の主人公は、夕方の静かな教室でおさげの少女とこっくりさんをしていた。しかし、出来心から始めたこっくりさんが終わらない。こっくりさんが帰ってくれないために、2人は帰れなくなってしまっていた。さらに教室の中では、小さな異変が発生。死に至る怪異が2人へ忍び寄ってきていた。どうにかしてこっくりさんを終わらせて夕暮れの教室から帰る、怪異の絡んだ教室での緊迫した状況が繰り広げられる。


本作の題材となるこっくりさんは、五十音などの書かれた紙や10円硬貨を用いておこなう、占いや降霊術の一種だ。こっくりさんの呼び出しに成功すると、参加者の質問に答えてくれる。また終了時にはこっくりさんに帰ってもらう必要があり、途中で硬貨から指を離したりすると霊に取り憑かれてしまうという。本作で主人公とおさげの少女はこっくりさんが帰ってくれないために、10円玉から指を離せず、その場から移動できないわけだ。
そこで主人公は周囲の調査、こっくりさんへの質問、少女「おさげちゃん(仮称)」との会話によって状況を突破しようとする。本作では教室内を見渡して、オブジェクトをクリックするとキーワードが収集できるという。さらにお告げシステムとして、本当のことしか言わないというこっくりさんへの質問が可能。質問によって怪異の核心を明らかにしていくのだろう。
ただし本作では、周囲に異変が起こり始めている。怪異を見つめすぎると、視界に異常が発生。正気度が低下していくと、さらに視界が悪化するようだ。要素としては、おさげちゃん(仮称)との雑談によってヒントも得られる。徐々におかしくなっていく中でこっくりさんを終わらせる、緊張に満ちた放課後の一幕が待ち受けているのだろう。公称プレイ時間は30分から1時間程度。ひらめき次第で即クリアもあるそうだ。

本作は、個人ゲーム制作者のハネダ氏によるサークルhanedaSK.Gamesが手がけている。同氏の過去作としては、フリーゲーム『なれのはてのものがたり』や『ふえるゾンビちゃん』などをリリース。2018年公開のフリーゲーム『ホテルワルプルギス』では、「ニコニコ自作ゲームフェス2019」にて敢闘賞を受賞している。
本作については、2025年9月頃より、同氏のX(旧Twitter)アカウントにて画像などが公開されてきた。今回はストアページの公開によって、ゲームの概要などが明らかとなっている。また本作は、11月9日開催予定の「東京ゲームダンジョン10」に出展予定。同氏のポストによると、会場では一足先にデモ版が遊べるそうだ。
『こっくりさんのいうとおり』は、PC(Steam)向けに2026年リリース予定だ。




