住宅警備ホラー『柘榴団地』Steamにてお披露目、10月配信予定。白装束の女に“絶対”声をかけてはいけない、いわくつき団地警備

個人サークル是々然々(Korekoreshikazika)は4月11日、ホラーゲーム『柘榴団地』のSteamストアページを公開。Steamおよびitch.io、BOOTH向けに10月リリース予定だ。

個人サークル是々然々(Korekoreshikazika)は4月11日、『柘榴団地』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam/itch.io/BOOTH)向けに10月リリース予定となっている。

『柘榴団地』は、いくつかのルールをもとに曰くつきの団地で警備員として過ごす、住宅警備ホラーアドベンチャーゲームだ。本作の舞台となる団地アパートでは、日勤の警備員が募集されているようだ。勤務時間は朝8時から18時までの10時間。2週間の試用期間も設けられている。また警備には奇妙なルールが存在。「住人には必ず挨拶すること」。「来客には必ず来客リストに本名を記載してもらうこと」。そして「白装束の女には絶対に声をかけないこと」。警備ルールは遵守する必要があるようだ。

本作でプレイヤーは、そんな曰くつきの団地で働く警備員として働く。住人や来客、トラブルなどに対応する、ルール違反が日常を侵食する住宅警備が繰り広げられる。

プレイヤーは警備員として、警備室での業務や団地内の巡回、異常事態への対応などをおこなう。本作では現実の3分でゲーム内の1時間が進行。プレイヤーはそうした勤務時間中、警備室と団地内を移動して、警備員としての業務をこなしていく。具体的には監視カメラのチェック、来客リストおよび住人リストの確認、住人への挨拶、団地内の巡回などが可能。異常発生時の対応も含めて、さまざまな行動によって警備業務を遂行するのだ。

ただし本作では、いくつかのルールに違反すると霊障レベルが上昇する。レベルが一定以上に達すると、プレイヤーは行動不能になってしまうという。ルールに気を配りながら業務を遂行する、奇妙な団地での日々が待っているのだろう。

要素としては、住人や来客は基本的に、特性の日や時間に決まった行動をとるという。プレイヤーの介入によって、彼らの行動が変化する場合も存在。団地関係者の裏には、なにか秘密が隠されているようだ。また本作には、一定の霊障レベル以上で見れるイベントも存在。マルチルートが採用されており、プレイヤーの行動やルールの遵守具合、住人などとの関わりによって、物語が複数のルートへ分岐するそうだ。

本作は、きじなご氏による個人サークル是々然々が手がけている。過去作としては、2024年8月に『閏月事件』を公開。通称エラーと呼ばれる、人の世の理から外れた異常存在が実在する世界の作品として、ループする白い部屋での事件が描かれていた。本作『柘榴団地』については、エラーの存在する世界を描いたシリーズ「Error Code:013」の2作目とされている。ストアページの公開にあわせて、公式サイトも更新。登場人物の情報やシステムなどについても掲載中となっている。

柘榴団地』は、PC(Steam/itch.io/BOOTH)向けに10月リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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