HIPHOPグループが作るバイオSF日本神話アクション『SONOKUNI』3月24日発売へ。テンポよく死んでは復活する、ハードコアバトル

架け橋ゲームズは3月21日、『SONOKUNI』の発売日を告知した。PC(Steam)版が3月24日、Nintendo Switch版が4月1日発売予定。発表にあわせて、新しいトレイラーも公開されている。
『SONOKUNI』は、時空間操作による大国へのカチコミを日本語ラップで彩る、見下ろし型ハードコア高速アクションゲームである。本作の舞台は、バイオテクノロジーが極限まで発達した日本神話の世界だ。ある時、主人公タケルの属するソノクニは、大国ワノクニへの従属を余儀なくされていた。タケルは国や文化、日常を守るために暗殺者となって大国へ単身カチコむ。何を守るべきなのか、何が魂を作るのか。バイオテクノロジーが発展した日本神話の世界の顛末が、タケルの戦いとともに描かれていく。
タケルの戦いは、トップダウンのアクションゲームとして描かれる。タケルのアクションとしては攻撃、受け流し、スローの3種類が用意されている。プレイヤーは攻撃を受け流したり、弾を弾き返したりなど、アクションを駆使して遺伝子操作された奇怪な敵との戦いを突破していくのだ。またタケルは敵の攻撃一発で倒れるものの、神の力で瞬時に復活できるという。テンポよく死にながら試行錯誤を重ねる、ハイペースなゲーム戦いが繰り広げられるのだろう。
要素としては、よりよいタイムを目指すスピードラン機能や、ストーリーに集中しやすいイージーモードも用意されているそうだ。また本作には、デベロッパーのDON YASA CREWによるオリジナルの日本語ラップが用いられている。バイオレンスかつスピーディーな戦いが、ドット絵とHIPHOPサウンドで表現される点も特徴だろう。


本作は、J-HIPHOPグループとしても活動するDON YASA CREWが手がけている。ファミ通.comの記事によると同グループは、コロナ禍で自分たちの音楽で表現することが少なくなった点などをきっかけに、ゲーム開発がスタート。メンバー7人がそれぞれのスキルを活かしながら、グループ初のゲーム開発が進められてきたようだ。HIPHOPグループが手がけていることもあり、日本神話とヒップホップをミックスしたと謳われるゲームプレイにも期待したいところだ。また本作ではSteamにて体験版が公開中。同グループの作品としては、『リズデビ! : Rhythm of Deck Builder』も開発中となっている。
『SONOKUNI』は、PC(Steam)向けに3月24日、Nintendo Switch向けに4月1日発売予定だ。