ボールペン手描き不穏逃避行ゲーム『HINO』Steamにてお披露目。人気ボールペン絵師が描く暗黒世界、少女と謎生物が歩む旅路

UnGloomStudioは8月19日、『HINO』のストアページを公開した。ボールペン絵師やたら氏のアートを原作とする、怪物の徘徊する暗闇世界を旅するゲームだ。

デベロッパーのUnGloomStudioは8月19日、『HINO』のストアページを公開した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、2026年のリリースを予定している。

『HINO』は2Dアクションアドベンチャーゲームだ。赤いリボンを身につけた少女「ヒノ」と、白くて丸い不思議な生物「もにもにスケルトン」が、怪物の徘徊する暗闇世界を旅することになる。

プレイヤーはヒノを操作し、彼女たちを導いていく。ゲームプレイでは、薄暗く荒廃した建物や瓦礫の中を探索することになるようだ。暗闇世界には、恐ろしい姿をした怪物や罠が待ち受けている。怪物はヒノたちを追いかけてくるため、逃げたり、物陰に隠れたりしてやり過ごす必要がある。そのほか、「調べる」「投げる」「ジャンプ」といったアクションも存在。フィールドにはインタラクト可能なオブジェクトが点在しており、場面に応じてさまざまなアクションを取ることが求められるのだろう。怪物から逃げ回るだけではなく、ときには立ち向かっていく必要もあるようだ。

そうしてヒノたちは暗闇世界を移動しながら、怪物の脅威が及ばない安息の地を目指すことになる。またストーリーを進めることで、暗闇世界が生まれた経緯にまつわる真実が明らかになるとのこと。

本作は、イラストレーターのやたら氏によるボールペン画を原作としている。同氏のXアカウントでは、これまでにヒノたちや不気味な怪物を描いた数々のイラストが投稿されており、多くのいいねを集めている。本作『HINO』は、そんなやたら氏の描くキャラクターや独特の世界観を、ゲームに落とし込んだ作品となる。

本作を手がけるUnGloomStudioは、Aury氏、Menchi氏、やたら氏、稲人氏、庄子智一氏、くわぽん氏の6人からなるインディーゲームスタジオだ。真相の追求をテーマとした、憂鬱で暗い雰囲気が漂うようなゲームを開発するとしている。同スタジオのメンバーは、プログラマーやアニメーター、イラストレーター、エフェクトデザイナーやサウンドデザイナーといった多彩なクリエイターで構成されており、それぞれの専門性を活かして制作を進めているようだ。『HINO』は、そんな同スタジオのデビュー作にあたる。現在は新しいステージを開発中とのことであり、今後の情報公開にも注目したい。


『HINO』はPC(Steam)向けに配信予定。2026年のリリースを予定している。

Niki Jinnouchi
Niki Jinnouchi

RPGやシミュレーションゲームをよく遊びます。一人でまったりプレイするのが好きです。

記事本文: 40