ひたすら屋上づくりゲーム『High Above』発表。のんびり自由に作り上げる、自分だけのこだわり屋上空間

UNIKAT Labelは3月21日、屋上づくりゲーム『High Above』を発表した。Steam向けに2025年リリース予定。詳細は未定ながら、他プラットフォームにも展開される見込み。

パブリッシャーのUNIKAT Labelは3月21日、『High Above』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示に対応する。2025年内のリリース予定となっている。

『High Above』は空の上にそびえたつ建築物を作り上げるシミュレーションゲームだ。プレイヤーは何もない空の上に、自由に建物を建てることができる。建物のスタイルは複数から選択可能となっており、地中海風や和風、ポストアポカリプス風など、思い思いの世界観で建物を作り上げることができる。

建設にあたっては、まず“箱”の大きさを指定するかたちで概形を生成。その後、窓やベランダ、エクステリアを設置する。トレイラーを確認する限りでは、ベンチやプール、バスケットゴール、さらには室外機などといったものまで設置できるようだ。加えて本作では内装も設定可能。机、家電を置くだけでなく、人や猫も配置可能だ。作り上げた建物の中でどう過ごすのか考えながら内装のデザインを決めていくのもいいだろう。

また本作の特徴としては、ゲームプレイにおける時間制限やノルマなどが特に設定されていないところが挙げられる。気の向くまま、時間の許す限り建築に没頭することができるだろう。

本作を手がけるのはDVision Games。同デベロッパーはロシア出身のインディーゲーム開発者Aleksandr Demchenko氏による個人スタジオだ。Demchenko氏は複数の映画でコンポジットアーティストを務めたほか、モバイル向けにゲームをリリースしてきた経験があるという。『High Above』はそんな同氏のSteamに向けた初めてのタイトルとなるようだ。

なお『High Above』における、達成すべき目標や、建築にあたっての制限がないという特徴は、人気作『Tiny Glade』や『Townscaper』などに近しいスタイルといえる。同様の作風となりそうな本作では、雲の上にぽつんと一軒の建物を建てたり、建築する建物のジャンルを変更できたりする点が持ち味となりそうだ。スタイルの切り替えによって表情を変える建物づくりが楽しめるだろう。

『High Above』はPC(Steam)向けに2025年リリース予定だ。また詳細は不明ながら、プレスリリースを確認する限りでは、その他のプラットフォームに向けてもリリースする計画もあるようだ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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