小島秀夫氏がVRスタジオの顧問として加わることが発表。新たな表現の模索へ

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小島秀夫氏がVRスタジオPrologue Immersiveの顧問として加わることが発表された。コナミから退社後の小島氏の動向にはかねてから大きな注目が集まっており、新たな開発スタジオであるコジマプロダクション設立後にソニーと契約し、今年のE3で新作『Death Stranding』を開発していることが発表されたばかりだ。

Prologue ImmersiveはKimberly Cooper氏とKyle Cooper氏の夫妻によって2015年に立ち上げられた新興のVRスタジオである。VRならではの没入する体験やゲームを打ち出していることはもちろん、知覚学習としての役割や、コミュニケーションとしての役割までも視野に入れている。

Cooper夫妻はもともとVFXの映像制作スタジオのPrologueで活動しており、CMやTV番組の映像制作の他に映画では『アイアンマン』シリーズをはじめ、『トロン』や『シャーロックホームズ』、ビデオゲームでは『Destiny』などそうそうたる作品に関わっていた。アメリカのテレビ界で優れた仕事に与えられる賞であるエミー賞にノミネートされるほか、アカデミー賞を受賞するなどめざましい活躍をしている。長年関わっていた映像制作会社PrologueにImmersive(没入する)という、VRならではの単語を加え、新時代の映像制作として今回のVRスタジオを立ち上げた形だ。小島氏はすでに公式サイトにて創設者のふたりに並ぶ形で名前を連ねている

小島氏は「ゲームはテクノロジー依存型メディアで、進化する事はあっても退化する事はない。だから一度、技術の梯子から脚を離してしまうと、二度と梯子を上がることが出来なくなる。」と以前より発言しており、近年めざましく成長しているVR技術に注目しているのは自然な流れだと言える。また、WIREDに掲載された最近のインタビューでもVRに関して尋ねられた時に「スクリーンの文化が消えるとき、その没入感をどう使うのか。スクリーンを眺めながらストーリーテリングをやってきた人たちは、スクリーンじゃないVRでどういうストーリーテリングを奏でるのか」と発言しており、VRでなにができるのかを考察している。

Prologue Immersiveは今回の顧問委員会への加入に関して「小島秀夫はゲーム制作の経験を将来のVRを形づくるために応用しているんだ」と期待を寄せている。ビデオゲーム界と映画界で活躍したクリエイターたちによるVRがどのような没入感を作りだしていくのかが待たれる。

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