傑作ストラテジー『HoMM』最新作『Heroes of Might & Magic: Olden Era』発表。オンラインマルチ対応、騎士やヴァンパイアとして軍隊を率いるターン制戦略ゲーム


Ubisoftは現地時間8月22日、『Heroes of Might and Magic』シリーズ最新作、『Heroes of Might & Magic: Olden Era』を発表し、2025年第2四半期にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Heroes of Might & Magic: Olden Era』はファンタジー世界を舞台としたターン制ストラテジー。『Heroes of Might and Magic』シリーズの最新作となる。『Heroes of Might and Magic』の名を冠する第一作目は1995年にNew World Computingにより発売され、現在はUbisoftによりシリーズが展開。『Heroes of Might & Magic: Olden Era』は、2015年発売の『Might & Magic Heroes VII』に続く約10年ぶりのシリーズ最新作となる。

本作ではファンタジー世界EnrothのJadame大陸を舞台に、『Heroes of Might and Magic』シリーズの前日譚となる物語が描かれる。世界征服を目論むInfernoの魔王によって押し寄せる昆虫型生物の群れ「Hive」に立ち向かうため、不思議と危険が待ち受けるファンタジー世界を探索していく。

ゲームプレイにおいてはヒーローと呼ばれるさまざまな種族の英雄を操作することになる。大陸を探索し、街を築きながら大規模な軍隊を編成。そうしてヒーローと神話生物が入り乱れる、ターン制のバトルに挑むことになる。戦闘においてはヘックスタイル型のマップが採用されている。

プレイヤーは選択可能な6つの派閥には、再登場となる人気派閥と新登場の派閥が存在。Temple(騎士団)、Necropolis(アンデッド、ヴァンパイア)、Sylvan(自然の力、Feyの民)、Dungeon(ダークエルフ、地下クリーチャー)、Hive(悪魔の昆虫型生物)に加えて、今後公開予定の6つ目の派閥が存在するという。それぞれの派閥には個性豊かなゲームプレイスタイル、クリーチャー、ヒーロー、固有アビリティが用意されている。


また本作においてはキャンペーンモードに加え、複数のシングルマップが用意されている。ランダム生成されるシナリオはソロで楽しむことも、マルチプレイヤーモードで他のプレイヤーと一緒に協力、対戦することも可能だ。またマップエディターツールでオリジナルの物語を作ることも可能。出来上がった作品は世界中のプレイヤーと共有することもできるという。

本作は早期アクセスでの配信を予定しており、期間は約1年程度となる見込み。早期アクセスにおいてはゲームプレイのコアとなるメカニクスと、製品版に収録予定のコンテンツの大部分が収録されているという。また開発元Unfrozenのサイトで公開されているニュースによると、早期アクセス期間中にはマップエディターツールの実装も予定しているという。

開発を手がけるのはキプロスを拠点とするUnfrozen。2016年に設立され、過去にはターン制ローグライトRPG『Iratus: Lord of the Dead』をリリース。同作はSteamユーザーレビューでは「非常に好評」ステータスを獲得するなど高い評価を受けている。Ubisoftのパブリッシングの元、高評価作品を手がけた新興のスタジオによって歴史ある『Heroes of Might and Magic』シリーズの新作が打ち出されるかたちだ。

『Heroes of Might & Magic: Olden Era』はPC(Steam)向けに、2025年第2四半期にリリース予定。