マルチ対応ローグライクARPG『Heroes of Hammerwatch II』“一期一会攻略”の濃厚ダンジョン探索にみんな夢中。遊ぶたび変わる新鮮スキルと、野良共闘しやすさと
デベロッパーのCrackshellは1月15日、『Heroes of Hammerwatch II』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作はリリース間もないながらも、好評だった前作から引き続き高い評価を獲得しているようだ。
『Heroes of Hammerwatch II』は2Dの見下ろし視点にて繰り広げられる、ローグライクアクションゲームだ。Crackshellが手がけるアクションRPG『Hammerwatch』のスピンオフにあたり、『Hammerwatch』と同じ世界を舞台にしつつ、拠点となる街やキャラクターのアップグレード要素が追加され、ローグライク要素も追加されたシリーズだ。2018年には前作『Heroes of Hammerwatch』が発売され、本作『Heroes of Hammerwatch II』は、同シリーズ7年振りの新作となっている。
ゲームプレイにおいては8つのバイオームごとにランダムに生成されたダンジョンを探索。敵を倒したり戦利品を獲得したりするなどしてダンジョンを攻略。冒険から帰ってきたら装備のエンチャントや自身のアップグレードをおこない、再びダンジョンへと挑むのだ。
プレイヤーキャラクターとしては、ウォーリア、パラディン、レンジャーなどといった7種類のクラスが用意されている。各クラスはそれぞれ特性によってステータスが異なる。レベルアップで獲得できるスキルポイントを投入し、育成していく要素も存在している。
また攻撃範囲拡大や属性がつくなどのさまざまな効果をもつアップグレードから選択し、スキルを強化するシステムも存在。このアップグレードはランダムで提示される。ほかにも「トリンケット」があり、こちらはインベントリに格納するかたちで、自動で効果を発揮する。攻撃やスキルの威力を向上するだけでなく、追加効果も得られる。こうしたシステムにより、同じスキルでありつつも、プレイごとによって異なる使用感になるといった点も、本作の特徴だろう。さらに高難易度ながらより強力な装備やバフを獲得できるNew Game+も用意されており、やり込み要素も完備されているかたちだ。
なお本作は最大4人までのオンラインマルチプレイに対応。思い思いのクラスや装備で、協力しつつダンジョンに挑んでみるのもいいだろう。
本作は1月15日のリリース直後に約5000人の同時接続プレイヤー数を集めた。そして本日未明にはさらに大きなプレイヤー数の増加を見せ、ピーク時で8665人を記録(SteamDB)。Steamユーザーレビューにおいてもさっそく多くの好評レビューが寄せられており、本稿執筆時点では約400件中89%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。レビューではさまざまなロケーションのダンジョンにて、ひたすら探索や戦闘を繰り返すゲームプレイに夢中になったとする声が散見される。先述のスキル強化の違いによる能力の多彩さやランダム性もありつつ、さまざまな敵に立ち向かうゲームプレイが楽しまれている様子だ。
またフレンドとのオンラインプレイだけでなく、パブリックオンラインでのプレイにも気軽に参加でき、名も知らないユーザーと一期一会の協力を楽しむユーザーもいるようだ。前作『Heroes of Hammerwatch』と比較し、より精細になったドット絵のグラフィックも、シリーズファンから好評を博している。
なおゲームの進行におけるバグなどや、UIに見づらい点があるといった指摘も寄せられているものの、その一部はリリース翌日となる本日にパッチが配信され、修正されている。そのほかの深刻なバグについても、開発元のCrackshellは確認済みとのことで、順次修正してパッチを配信する予定としている。今後のアップデートによりブラッシュアップされていくものと見え、さらなる人気の高まりも期待されるところだ。
『Heroes of Hammerwatch II』はPC(Steam)向けに配信中だ。