“選ばれなかったヒロインがボスになる”恋愛ローグライト『HellHeart Breaker』発表。 モンスター娘たちとデートしながらビルド構築&バトル、そして闇堕ち
本作はローグライトアクションゲームに恋愛シミュレーションを組み合わせたゲームだ。

デベロッパーのBattleBrew Productionsは7月5日、『HellHeart Breaker』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2027年第一四半期に配信予定。
本作はローグライトアクションゲームに恋愛シミュレーションを組み合わせたゲームだ。舞台となるのは、冥界の奥深くに存在するというアジア風の街。記憶がない主人公は女の子とデートしながら、冥界からの脱出を目指す。

『HellHeart Breaker』には7人のデート可能なヒロインが存在する。ヒロインはいわゆるモンスター娘で、キツネの遊女やナーガの王女などが登場。それぞれ冥界に住む7つの種族を代表する存在となっているそうだ。7つの種族はおのおの独自の理由から、主人公を冥界より脱出させたがっているとのこと。主人公は各ヒロインとデートをするうちに、それぞれの種族の問題に関わっていくことになるようだ。
またヒロインたちには食べ物をプレゼントすることが可能。料理はカッパが屋台を出す広場などで買うことができ、そのときのヒロインの気分に合った料理をプレゼントできれば好感度が上がるという。さらに街ではほかにも、家を飾ったり主人公の外見をカスタマイズしたり、あるいは釣りをしたりすることができるという。冥界生活を楽しむ要素がいろいろと用意されるようだ。

アクションゲームとしては、スキルのアップグレードなどを習得しながらビルドを築いていく形式となる模様。本作には7種類の属性が存在し、武器としては35種類が登場するという。中国式の剣やインドのカタールなど、アジア風の装備が多数登場するようだ。またエンディングはマルチエンドとなり、9種類が用意される予定。ローグライトらしく、繰り返し遊べる作品になるのだろう。
そんな本作では、デート相手に選ばなかったキャラはボスとしてプレイヤーの前に立ちふさがるという。トレイラー動画ではメンタルトラウマに対しての唐突な言及があり、概要にも「彼女を直すことはできない(No, you can’t fix her)」という意味深な文が存在。詳細は不明ながら、ヒロインは心の闇を抱えているのかもしれない。いずれにせよ冥界から脱出するためには、選ばなかったヒロインは倒して進まなければならないようだ。

本作を手がけるBattleBrew Productionsはシンガポールに拠点を置くゲームスタジオだ。過去には『Cuisineer(キュイジニア)』などを制作している。同作はレストラン経営とローグライトアクションを組み合わせたゲームだ。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約1600件中76%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。ゲームバランスが粗削りとして評価は少し分かれているが、キャラクターの可愛らしさは総じて好評を得ている。本作『HellHeart Breaker』はふたたびローグライトアクションとなる。キャラの魅力はもちろん、ゲームプレイ面でも過去作の経験が活かされていることだろう。
『HellHeart Breaker』はPC(Steam)向けに、2027年第一四半期に配信予定だ。ちなみに現在本作のパブリッシャーを募集中とのこと。パートナー次第で対応プラットフォームを増やす意欲もあるそうだ。