『ヘルダイバー2』、“超長いパッチノート”と共に大改修アプデ配信開始。ブレイカーやレールガンなどいろいろ強化、強敵ごっそり弱体化で過酷戦闘がマイルドに

Arrowhead Game Studiosは9月17日、『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』に向けてアップデートを配信開始した。非常に長いパッチノートと共に、多岐にわたる調整内容が披露されている。

Arrowhead Game Studiosは9月17日、『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2)』に向けてアップデートを配信開始した。非常に長いパッチノートと共に、多岐にわたる調整内容が披露されている。

本作は、見下ろし視点型シューター『HELLDIVERS』の続編となるTPSだ。プレイヤーはスーパーアース連邦のエリート部隊ヘルダイバーの一員となり、宇宙生物のムシ(ターミニッド)や、オートマトンと呼ばれる殺人ロボットの大群に立ち向かうミッションに挑む。自由と管理民主主義を守るため、銀河を舞台とした戦いに身を投じる。

Arrowhead Game Studiosは8月6日の大型アップデート後にユーザーから寄せられた批判を受けて、「バランスだけを重視しすぎていた」といった従来の方針に見直しを図ると表明。プレイヤーがもっと楽しめる、遊び心にあふれたバランスを目指すとして、8月14日には「“60日間”をかけて調整を実施していく」と伝えていた(関連記事)。


今回のアップデートは、その第1弾の調整とみられる。非常に長いパッチノートと共に調整内容も公開。装甲をもつ敵や武器の対装甲性能などに関して大きな調整が実施された。たとえばオートマトン陣営ではハルクの装甲が、ムシ陣営ではチャージャーやバイルタイタン、インペーラーの装甲が低下。このほか各種敵の基本の体力が減少し、さらに弱点の体力も減少。それぞれの敵がより倒しやすくなっていることだろう。

またオートマトン陣営のファブリケーターは既存の破壊方法に加えて、なんと装甲と耐久値が設定された。爆発物を弱点に投げ込まなくても、貫通力の高い武器で破壊できるようになったそうだ。

そして武器の調整では、オートキャノン、ヘビーマシンガン、火炎放射器、対戦車ライフルなどの対装甲性能が向上。このほかさまざまな武器が強化されており、なかでもブレイカーのマガジンサイズが16発に増加し、敵へのよろけ効果が向上。またレールガンについては、敵の耐久部位へのダメージが60から225に増加した上、フルチャージ時のダメージが150%から250%に増加した。3月のアップデートで低下した安全モードでの装甲貫通力は据え置きとみられるものの、大幅強化を受けた格好だ。


こうした調整の背景としては、以前までバイルタイタンやチャージャーの圧倒的な存在感により、貫通系武器以外が使いにくい状態があったと説明されている。また敵の耐久部位へのダメージが50%に減少していた点も狙いを外した際の過剰なデメリットであったとされ、現在は65%に引き上げられているとのことだ。このほかヘルダイバーが頭に攻撃を受けた際に、従来は100%増加、つまり2倍のダメージを受けていたところが、50%増加に緩和。代わりに頭以外に攻撃を受けた際のダメージが、部位に応じてわずかに増加する調整がおこなわれているそうだ。

ほかにも多岐にわたる敵や武器、戦略支援への調整が実施されている。詳細は公式パッチノート(英文)を確認されたい。

なお先述のとおり開発元は「“60日間”をかけて調整を実施していく」と伝えており、今回のアップデート後のフィードバックも重視しつつ、再度バランス調整アップデートを実施するそうだ。前回の大型アップデートのユーザー反応を受け、かなり大規模な改修がおこなわれたものの今後も調整が続けられるようで、コミュニティの反応やゲームの盛り上がりも注目されるところだろう。

『HELLDIVERS 2』は、PC(Steam)/PS5向けに配信中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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