『ヘルダイバー2』、大改修アプデでさっそくプレイヤー爆増。“楽しめるバランス”が戻ってきたとして好評集まる


Arrowhead Game Studiosは9月17日、『HELLDIVERS 2(ヘルダイバー2』に向けて大型アップデートを配信開始した。プレイヤーがもっと楽しめるバランスを目指したという大規模な調整が行われており、配信直後からさっそくプレイヤーからは好評を博しているようで、本作のレビュー状況や同時接続プレイヤー数にも回復傾向が見受けられる。

本作は、見下ろし視点型シューター『HELLDIVERS』の続編となるTPSだ。プレイヤーはスーパーアース連邦のエリート部隊ヘルダイバーの一員となり、宇宙生物のムシ(ターミニッド)や、オートマトンと呼ばれる殺人ロボットの大群に立ち向かうミッションに挑む。自由と管理民主主義を守るため、銀河を舞台とした戦いに身を投じる。

本作では8月6日に配信された大型アップデート「自由の激烈(The Escalation of Freedom)」にてさまざまな調整が実施。このなかでは戦略支援武器である「火炎放射器」が不具合修正の影響で“実質弱体化”された点などから、それまでの調整方針も含めてコミュニティにて多くの不満の声が上がっていた(関連記事)。

そしてArrowhead Game Studiosはユーザーから寄せられた批判を受け、「バランスだけを重視しすぎていた」として従来の方針に見直しを図ると表明。プレイヤーがもっと楽しめる、遊び心にあふれたバランスを目指すとして、8月14日には「“60日間”をかけて調整を実施していく」と伝えていた。そして9月17日、前述のバランス調整の第1弾とみられるアップデートがおこなわれたかたちとなる。

9月17日のアップデートのパッチノートは膨大な量となっている。変更内容は多岐にわたるものの、全般的に強力な装甲を持つ敵の装甲が低下し、敵の体力が減少するなどより倒しやすくなったほか、さまざまな武器が強化されている(関連記事)。パッチノートにおいても“ゲーム全体の難易度は多少低下する可能性がある“とされており、全体的にプレイヤーに有利になるかたちで調整が施されているようだ。

これを受けて本作の同時接続プレイヤー数も増加しており、SteamDBによるとアップデート配信直後のSteam版同時接続プレイヤー数はピーク時で約6万8000人を記録している。前述した8月6日の「自由の激烈」アップデート直後のピーク時同時接続プレイヤー数を上回る数字となっており、多くのプレイヤーが“戻ってきた”かたちともいえそうだ。

ユーザーレビューにおいても一時期は直近30日間のユーザーレビューが「やや不評」ステータスにまで落ち込んでいたものの、現在は約60%が好評とする「賛否両論」ステータスに回復。好評レビューの割合も9月17日を境として急増している。レビュー内容も好意的なものが多く、アップデートでさまざまな武器が強化され、より多彩な戦術が取れるようになったとする声が多く上がっているようだ。Arrowhead Game Studiosの掲げる「プレイヤーがもっと楽しめる、遊び心にあふれたバランス」のための調整が好意的に受け入れられているとみられる。


なお先述のとおり開発元は「“60日間”をかけて調整を実施していく」と伝えており、今回のアップデート後のフィードバックも重視しつつ、再度バランス調整アップデートを実施する予定となっている。第一弾アップデートのコミュニティの反応は上々のようで、さっそく本作も盛り上がりを取り戻しているようだ。今後のさらなる調整にも期待されるところだろう。

『HELLDIVERS 2』は、PC(Steam)/PS5向けに配信中だ。