ビール会社ハイネケンが「ヒートアップしたゲーマー向け」コントローラーを発表。熱くなりすぎてもノンアルビールでリフレッシュ
ハイネケンは日本時間12月9日、ブラジルにて開催されたイベントにてコントローラー「The Cool Down Controller」を発表した。一般販売されるかどうかは不明ながら、ハイネケンによると、今後数か月間にわたり複数のイベントで展示される予定だという。
ハイネケンは19世紀にGerard Adriaan Heineken氏によって創立されたビールメーカーだ。オランダのアムステルダムに本社を置く。赤い星のマークがあしらわれたデザインが特徴で、全世界のビール市場にて2023年時点で2位のシェアを占めている世界的なビール会社だ。またブラジルで実施されるイベント「Comic Con Experience(CCXP)」にてスポンサーを務める企業でもある。CCXPは、漫画やアニメ、映画、ゲームなど、ポップカルチャーの見本市となっているイベントだ。
今回、そのCCXP2024内にてハイネケンが「The Cool Down Controller」を発表した。The Cool Down Controllerはゲーム用のコントローラーだという。ゲーム中にプレイヤーが直面するプレッシャー、つまりゲーム内でヒートアップしたり、イライラを感じたりした際に、文字通りクールダウンできる製品となっているようだ。
ゲーム中に熱くなってしまった場合には、ついついボタンを強く押しつけてしまうこともあるだろう。The Cool Down Controllerは、ボタンにかかる圧力の強さとコントローラーの動きの激しさを感知して、プレイヤーが「リフレッシュ」すべきタイミングを検知するのだという。“ヒートアップしすぎ”とセンサーによって判断された場合、コントローラーのランプが緑から赤に変化。プレイヤーに向け、ノンアルコールビール「ハイネケン0.0」が自動的にデリバリーされるようだ。
IGN Brasilが映像で伝えるところでは、イベント内では実際にコントローラーがお披露目されている。実際にハイネケン0.0がデリバリーされる場面などもあったようだが、家などでプレイしている場合に本当に配達されるのかは不明。もし配達されるとしても、デリバリーの対象となる地域はどうなるのだろうか。そもそもThe Cool Down Controllerは一般販売されるかどうかも不明で、イベント用の展示という可能性もありそうだ。しかしながらプレイヤーがヒートアップしすぎた際に頭を冷やしてくれるコントローラーには、一定の需要もあるかもしれない。
ちなみにハイネケンは昨年のCCXPにおいてもゲーミング機器を発表していた。「TH3 G4M1NG FR1DG3」と名付けられた冷蔵庫はゲーミングPCと一体化しており、PCの冷却と共にビール瓶(特にハイネケン)を冷却するものとしていた。こちらはブラジル国内のゲーム大会優勝者向け商品となっており、特に広くセールスなどもおこなわれていない模様。実際に一般向けに販売されるかは不明なものの、The Cool Down Controllerも同様にビール会社が手がける一風変わったゲーミングギアとして、注目を集めているかたちだ。