お化け屋敷運営タワーディフェンス『HauntedManager』発表、年末リリースへ。支配人となって、お客様を絶対にゴールさせない恐怖アトラクションを立ち上げる


サークル魔女の脳は9月3日、『HauntedManager』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けとして、年末頃に発売予定。価格は600円から700円ほどとされている。

『HauntedManager』は、お化けスタッフたちを使役してお客様を怖がらせる、お化け屋敷を運営するタワーディフェンスゲームである。本作の主人公は、開業したばかりのお化け屋敷の支配人だ。しかし開業1日目、幽霊屋敷当主の父が「生半可な恐怖なら廃業させる」と主人公へ宣告。主人公はお化けスタッフとともに、絶対にゴールできない幽霊屋敷を運営することになる。廃業寸前のお化け屋敷でお客様を全員怖がらせる、恐怖の運営がタワーディフェンスゲームとして繰り広げられる。


支配人の主人公はお化けスタッフたちを使役し、お客様を怖がらせて途中退場させていく。本作は、原始的な見下ろし型タワーディフェンスとも称されている。防衛用施設の代わりに、おばけを配置。予算や入場規制などにも気を配りながらうまくお化けスタッフを使役することで、絶対にゴールできない幽霊屋敷を作り上げるのだ。ただしお客様が泣いてしまった場合は、ほかのお客様が興ざめしないように、出口まで誘導する。タワーディフェンスの遊びをベースに、お化け屋敷らしいゲームプレイに仕上げられているのだろう。


お化けスタッフには強化要素も用意されている。さらにお化け屋敷を運営していると、屋敷本殿からたまにエリートお化けがイビりにやってきて、彼らを返り討ちにすると仲間にできる。雇用や強化、エリートお化けの返り討ちなどで恐怖度をアップさせつつ、お化け屋敷を運営するわけだ。

また本作では、個性的なお化けスタッフたちが登場する。誰のドッペルゲンガーかわからないので、実質的にただの人間だというドッペルゲンガー。かつて一斉を風靡したものの、有名すぎてもう誰も怖がらないブラクラ。本当は七尺しかない、バスケも得意な八尺などがおばけとして登場。ユニークなお化けたちとのストーリーも繰り広げられるそうだ。想定プレイ時間は2時間から3時間。ちょっとした手描きアニメーションの演出や、イージーモードも搭載されているそうだ。


本作は、個人開発者Kyuko(旧古)氏によるサークル魔女の脳が手がけている。過去作としては、『タンサキ 片道の宇宙探索』『まどろみトラベル』をリリース。2024年4月に配信された『まどろみトラベル』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー15件93%の好評を獲得している。同作では、優しい雰囲気や世界観などが評価されていた。

本作『HauntedManager』では、Kyuko氏のX(旧Twitter)アカウントにて愉快でホラーなタワーディフェンスとして開発進捗が伝えられていた。今回ストアページ公開とともに、タイトルやゲーム概要などが明らかとなっている。同氏のポストによれば、本作は年末くらいのリリースを目指して制作が進められているそうだ。


『HauntedManager』はPC(Steam)向けとして、年内リリース予定で開発中だ。