人気ローグライク『Hades II』最新アプデで新戦闘スタイル、新イベントなどてんこ盛り追加。正式リリース前最後の超大型アプデ
Supergiant Gamesは6月18日、『Hades II』向けに大型アップデート「The Unseen」を配信した。同アップデートでは、新たな冥約、態の追加などがおこなわれている。

デデベロッパーのSupergiant Gamesは6月18日、ローグライクアクションゲーム『Hades II』向けに大型アップデート「The Unseen」を配信した。本作はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信中。
『Hades II』は、ギリシャ神話を題材として高い評価を獲得したローグライクアクションゲーム『Hades』の続編だ。新主人公は、前作主人公ザグレウスの妹である冥界の王女メリノエ。不死の力を備えたメリノエは多彩な武器や魔術などを駆使し、オリュンポスの神々からの助けも得ながら、時の巨神クロノスを打ち倒すべく冥界のその先を目指して戦う。

ゲームプレイでは、見下ろし視点でランダム生成されるダンジョンを進んでいく。ダンジョンは複数の部屋が連なるエリアに分かれており、部屋内の敵を殲滅すると神々からの功徳を得てパワーアップしたり、回復アイテムや素材を獲得。基本アクションとして攻撃、チャージ攻撃、ダッシュ、範囲内の敵を足止めする魔陣があり、これらのアクションが功徳によりさまざまな特性が付与され変化していく。ダンジョン内で死んでしまうと獲得した功徳を失って拠点からやり直しとなるものの、素材を使って永続強化も可能。そうして主人公の強化およびプレイヤー自身の経験を活かしてクロノス打倒を目指すのだ。
本作は2024年5月に早期アクセスとして配信開始。事前告知のない“サプライズ配信”ながらも、前作の高い人気を引き継ぐかたちでのロケットスタートを記録している。その後「The Olympic」、「The Warsong」という2回の大型アップデートと複数回のアップデートが配信されており、今回配信された「The Unseen」は大型アップデート第3弾となる。
アップデートではまず、冥夜の武具に隠された態(Hidden Aspects)が追加。本作ではダンジョン突入時に、杖や双剣など6種類の武器から1つを選択でき、武器種によって近距離主体や遠距離主体など立ち回りがガラリと変化する。さらに、それぞれの武器には冥府の態という武器の特性を伸ばすような派生変化が複数存在。それぞれの武器に追加された態では新たな戦闘スタイルが用意されている。
また、見えざる者の誓約(Oath of the Unseen)にライバルの冥約(Vow of Rivals)が追加された。本作はいわゆるノーマルダンジョンのクリア後に、さまざまな要素を高難易度化できる機能が解禁。ライバルの冥約では各エリアで待ち受けるボス(Guardian)が強化され、新たな行動や攻撃を繰り出すようになる。ライバルの冥約を1段階引き上げると冥界ルートと地上ルートの最初のボスが強化され、両方を撃破することで2段階目に引き上げることが可能だ。
キャラクターとのストーリーイベントやアートワークも多数追加されており、これまで以上に絆を深めることも可能。さらに、功徳やダイダロスハンマーのアップグレード、呪いや敵などに対する追加や調整も多数おこなわれている。変更点を朗読する動画も公開されており、朗読するだけでも約40分におよぶほど大規模なアップデートとなっているため、詳細はパッチノートを参照されたい。
なお、「The Unseen」のアップデートにあわせて開発の進捗状況も公開された。開発は最終段階に突入し、「The Unseen」の問題が解決されたあとは、次の大型アップデートがバージョン1.0として正式リリースとなる見込みだという。正式リリース日は現時点で未定であるものの、バージョン1.0では真のエンディングの実装が予定されており、実績の追加や実装済みコンテンツの改良など最後の仕上げがおこなわれる。正式リリースに向けたアップデートや詳細などにも期待が寄せられるところだ。
『Hades II』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに早期アクセス配信中だ。