歴史人生シミュレーション『The Guild – Europa 1410』発表。真っ当ビジネスから悪徳盗賊プレイまで、とにかく街で成り上がって一族繁栄を目指す
THQ Nordicは8月2日、『The Guild - Europa 1410』を発表した。本作は15世紀のヨーロッパを舞台とした経済・人生シミュレーション『The Guild』シリーズの最新作だ。

THQ Nordicは8月2日、歴史シミュレーションゲーム『The Guild – Europa 1410』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。
本作は15世紀のヨーロッパを舞台とした経済・人生シミュレーション『The Guild』シリーズの最新作だ。最大12人でのマルチプレイに対応予定。プレイヤーはとある一族の家長となり、自らのビジネスを発展させて子孫へ継承させていく。

『The Guild – Europa 1410』ではプレイヤーは事業を営み、立身出世を志すことになる。職種としては鍛冶屋・錬金術師・仕立屋など、さまざまな仕事が用意されるとのこと。原材料を仕入れてそれぞれの手法で加工し、マーケットで販売することで利益をあげていくことになるようだ。工芸と交易がゲームの中心的要素のひとつとなり、街の経済状況は時間とともに変化していくという。
合法的な仕事としては先に述べた通りだが、本作では裏社会の人間となることも可能。盗賊を指揮し、スリや強盗、誘拐といった非合法な仕事で成り上がることもできるという。また逆に衛兵を率いてそうした犯罪者らと戦い、街の治安を守ることもできるそうだ。プレイヤーの行動次第でほかの一族との関係も変化し、同盟を結ぶことができたり、あるいは宿敵関係に陥ったりするとのこと。

そんな本作ではただビジネスを営むだけでなく、街における自身の地位を高めることも目標となる。議会の要職に就けば街にルールを定めることもでき、自らのビジネスにもよい影響があるようだ。ただ議会のメンバーになるには、有力者からの支持を得て選出される必要がある模様。脅迫など裏の手段で支持を獲得することもできるが、犯罪行為は裁判所で追及される可能性があるそうだ。
そうして培った事業や権力は一代で終わらせず、子孫に受け継がせていく必要がある。事業のかたわら、伴侶になりうる相手を探して口説き、結婚。子どもをもうけて、やがてすべてを継承させる。そうして代替わりを繰り返しつつ、街の名士として一族の影響力を拡大させていくのだ。

本作を手がけるAshborne Gamesはチェコに拠点を置くゲームスタジオだ。過去には第一次大戦後のチェコスロバキア軍団を題材としたRTS『Last Train Home』などを開発している。同作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約3800件中86%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。リソース管理と戦術的なバトルを組み合わせたシステムや、史実を題材としたストーリーが好評を得ている。
本作『The Guild – Europa 1410』では、スクリーンショットを見る限り、現在のチェコにあたるボヘミアのクッテンバークが舞台として登場する模様。実績あるチェコのスタジオが手がけているということで、シミュレーション部分はもちろん、歴史的な街並みの再現なども期待されるところだ。
『The Guild – Europa 1410』はPC(Steam)向けに配信予定だ。配信時期は未定。