バーチャル市松人形手がける和風グロホラー『ぐちゃぐちゃ 蟠の章』Steamにて10月24日発売へ。日本の街で描かれるぐちゃぐちゃ恐怖
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講談社ゲームクリエイターズラボは9月5日、『ぐちゃぐちゃ 蟠の章』を10月24日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は未定。発表にあわせて、キービジュアルや新しいPVが公開されている。
『ぐちゃぐちゃ 蟠の章』は、日本のある町で女子大生がぐちゃぐちゃな恐怖に見舞われる、ホラーアドベンチャーゲームである。本作の舞台となる今より少し昔の日本には。歌賀町という街におぞましい事件が隠されていた。本作の主人公である女子大生・結城硝子は、ある日飼い犬との散歩中に奇妙な化け物に遭遇。犬のショコラは硝子を守り、地面を這う何かとともに姿を消してしまう。
その後、結城硝子は飼い犬を探すため歌賀山を訪れる。結城硝子は、不穏な空気が漂う山で居なくなったショコラを探すが、タイムリミットの18時になっても飼い犬は見つからない。日が暮れて周囲が闇に覆われる中、歌賀山へ再び地面を這う何かが登場。結城硝子は、歌賀町に隠された残酷でおぞましい歴史の一端を体験することとなる。女子大生が街に渦巻く因縁に巻き込まれる、ぐちゃぐちゃな恐怖が描かれる。
結城硝子は、飼い犬のショコラを探して木々が生い茂る山を探索する。実際のゲームプレイでも、プレイヤーは結城硝子を操作して、飼い犬の捜索をおこなう。山や和風のお屋敷などはどこか懐かしく、不気味な雰囲気が漂っているという。Unreal Engine5による美麗なグラフィックで、レトロかつ不穏な世界観が描かれるそうだ。
またゲームプレイが進むと、プレイヤーは少年を操作し、幼い妹を抱えて逃げることとなる。広大な屋敷の中にはどこまでも同じ景色が続いており、日本刀を振り回す血濡れの殺人鬼が襲ってくる。無限回廊で殺人鬼から逃げる、息の詰まる恐怖が展開されるようだ。
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本作は、ゲームクリエイターとしても活動するバーチャル市松人形の市松寿ゞ謡さんが制作している。過去作としては、『GOHOME』『夜詛YASO curse of soirée』といったホラーゲームをリリースしてきた。『GOHOME』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー240件中86%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。プレイヤーからは、独特の世界などが評価されていた。また2022年にリリースされた『夜詛YASO curse of soirée』では、Steamのユーザーレビュー44件中77%の好評を得て「やや好評」となっている。
市松寿ゞ謡さんは2022年に、「超ホラゲー(仮)」にて「講談社ゲームクリエイターズラボ」の第2期ラボメンバーに選出。同プロジェクトによる支援タイトルとして、本作の制作が進められてきた。また今回の発表にあわせて、漫画家・丸尾末広氏による描き下ろしキービジュアルが公開されている。なお、キービジュアルにはグロテスクな表現が含まれているため、閲覧の際は注意されたい(リンク先)。本作関連では、9月7日開催のホラーゲームオンリーイベント「DREAMSCAPE #2」へ体験版が出展予定。同日には、市松寿ゞ謡さんも参加するホラーイベント「バーチャル百奇夜行〜穢〜KEGARE」にて、本作楽曲の初披露も予定されている。
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『ぐちゃぐちゃ 蟠の章』は、PC(Steam)向けに10月24日に発売予定だ。