巨大イヌから逃げ回る協力マルチ窃盗ホラー『Good Boy』発表。“音”に反応して出現するイヌ、見つかればたちまち噛みオモチャ

Terrible Posture Gamesは8月21日、巨大イヌから逃げ回る協力窃盗コメディホラー『Good Boy』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

ゲームデベロッパーのTerrible Posture Gamesは8月21日、協力窃盗コメディホラー『Good Boy』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Good Boy』は協力プレイ対応のコメディホラーゲームだ。プレイヤーは窃盗団の一員となり、奇妙な民家から貴重品を盗んでいくこととなる。盗みに入る民家にはプレイヤーほどの巨大さをもつ、イヌのような見た目をした化け物が生息している。化け物はプレイヤーが一定量の“音”を発すると出現、プレイヤー目掛けて襲い掛かってくる。プレイヤーは化け物に捕まらないように屋内を探索しながら、貴重品を確保、拠点へと持ち帰ることを目的とする。

『Good Boy』において、プレイヤーは貴重品を持ち帰ることで隠れ家のアップグレードが可能となるようだ。ストアページにて公開されているスクリーンショットで、プレイヤーたちがマップ選択画面を開いている姿を確認できることから、複数の民家がステージとして用意されていくのだろう。

Steamのストアページ曰く、『Good Boy』は“コメディ”ホラーと位置付けられており、それに伴いキャラクターたちの見た目もオモチャの目玉がついたバケツやドラムなど、おどけた風貌をしている。プレイヤーが化け物に襲われると、そのおどけた頭部を食べられてしまうようで、コメディテイストながらもホラー要素もしっかりと兼ね備えているようだ。なおストアページにおいては「Don’t be the chew toy(犬用の噛みオモチャにならないように)」とあることから、化け物の視点からすると、プレイヤーはただのオモチャ扱いなのかもしれない。

本作を手がけるTerrible Posture Gamesは過去にローグライク線路構築デッキゲーム『Battle Train』やVR専用ローグライトFPS『MOTHERGUNSHIP: FORGE』などを手がけたゲームデベロッパーだ。同デベロッパーの過去作品はいずれも高い評価を得ており、『Battle Train』のSteamユーザーレビューにおいては、本稿執筆時点で68件中86%を好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。『MOTHERGUNSHIP: FORGE』においても、236件中94%を好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。繰り返し遊ぶごとに楽しみが増えるローグライクジャンルに定評のある同デベロッパーが手がけることから、『Good Boy』でも噛めば噛むほど味の出るようなゲームとなることだろう。

『Good Boy』は、PC(Steam)向けに配信予定。Steamストアページにおいては「クロスプラットフォームマルチプレイヤー」対応の表示があることから、今後は別プラットフォームでの展開も予定されているのかもしれない。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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