“現実世界の地理データ”で遊べる農業シム『Global Farmer』10月7日にSteam早期アクセス配信へ。世界どこでもマップを作成、その土地に合った作物を育てられる


パブリッシャーのAerosoftは9月23日、『Global Farmer』の早期アクセス配信を10月7日に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Global Farmer』は農業シミュレーションゲームだ。本作の特徴として、web上で公開されている地形情報のオープンデータベースOpenStreetMapに基づき、世界中の実在の土地をマップとしてプレイすることが可能。プレイヤーはその土地の気候や土壌に合った作物を育て、農場を経営していく。

本作では実際の気候に基づき、30種類の気候帯が用意されるとのこと。開始時に選んだ土地によって年間の降雨量や日照時間、土壌のpHなどが変化。栽培に適した作物が変わってくるようだ。また作物はそれぞれ、植え付けに適した時期や生育期間、土壌に与える負担などが異なる。土地の事情に合わせて年間の耕作スケジュールを構築し、収益の最大化を図っていくことになるという。

また本作には、さまざまな農業機械が登場。トラクターやコンバインなどを購入し、作業の効率を高めていくことができるようだ。作物によって使える機械が変わってくるそうで、いろいろな機械を揃えていくことになるのだろう。またそのほかにも、道を作ったりサイロを建てたりして、農場の施設を充実させていくといった要素も用意。新たな機械を買うにも駐車場を建築しておく必要があるとのことで、お金を貯めながら少しずつ農場を発展させていくことになるようだ。


本作は早期アクセスとして配信予定。早期アクセス期間は半年から1年ほどを予定しているという。早期アクセス開始時点で、作物の栽培についての要素はひと通り用意されるとのこと。配信後はフィードバックを取り入れつつ、畜産や作物の加工といった新要素を追加していく予定だという。正式リリース時には価格を上昇させる予定もあるようだ。

本作を手がけるThera Bytesはドイツ・ミュンヘンに拠点を置くデベロッパーだ。過去には、ゾンビを捕まえて治療するコロニーシム『Zombie Cure Lab』を制作し、現在早期アクセス配信中となっている。同作は本稿執筆時点で約290件中73%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。現時点ではバグが多いとする意見も見られるが、ゾンビを捕まえつつコロニーを運営する基本的なゲームプレイなどは好評を得ている。本作『Global Farmer』でも、リソースを管理しながら施設を建てていくといった要素では過去作のノウハウが活かされていることだろう。

『Global Farmer』はPC(Steam)向けに、10月7日に早期アクセス配信予定だ。