国家急進ストラテジー『ギルデッド・デスティニー』正式発表、日本語対応で発売へ。リアル需給経済システムを制し、富国強兵にはげむ
Hooded Horseは6月24日、Aquila Interactiveが手がける『Gilded Destiny ギルデッド・デスティニー』を発表。2025年内にリリースされる予定だ。本作は19世紀から20世紀初頭の世界を舞台としたストラテジーゲームだ。

パブリッシャーのHooded Horseは6月24日、Aquila Interactiveが手がける『Gilded Destiny ギルデッド・デスティニー』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示に対応。2025年のリリースを予定している。
本作は産業化の時代、19世紀から20世紀初頭の世界を舞台としたストラテジーゲームだ。100万個以上のヘクスタイルで構成されたワールドマップ上に描かれた世界にて、プレイヤーが選んだ国家を繁栄させていくことが目標となる。産業の拡大のほか、周辺国とは戦争が起きる可能性もあり、軍隊の指揮も重要になる。
ゲームプレイでは、都市や建造物の配置が可能。また国を豊かにするためには、生産と貿易も重要だ。工場を建築し、工業製品の生産チェーンを確立することで、世界における供給を握ることもできそうだ。また工業化の進展にあたっては社会に影響をおよぼし、それが宗教、文化、移民などにも影響を与えるという。物資は50種類以上存在するとのことで、それぞれの資源や製品をやりとりする、複雑な貿易網が構築されるのだろう。
また国を大きくするにあたっては、時に軍事衝突も起こりえる。戦闘においてはユニットを個別操作するか、自動化するかを選択可能。戦線を俯瞰するか、局所的な戦闘に集中するかを選べるようになっている。そのほか補給路の設定などもあるようで、相手の補給を断つような戦略が有効になるのかもしれない。
加えて本作はリリース時点でワールド編集機能、そしてModツールが実装される。現実の国の配置をベースに、架空戦記やオリジナルの物語、シチュエーションを設定して遊ぶこともできるという。


本作を手がけるAquila Interactiveはイギリス・ロンドンと香港に拠点を置くゲームスタジオだ。2022年に設立された新興スタジオながら、8か国以上から40名以上のメンバーが集っているという。スタッフの中には業界経験のあるベテランも在籍しているとのことで、開発タイトルのクオリティには期待できそうだ。
『Gilded Destiny』については、2022年頃からSteamニュースにてたびたび進捗が報告されていた。今回は正式発表にあわせ、『Manor Lords』『9 Kings』などのパブリッシングを担当しているHooded Horseが本作のパブリッシングを担当すると明かされている。Aquila Interactiveはこのことにより、より奥深く没入感のあるゲーム開発に努めることができるとしている。
『Gilded Destiny』はPC(Steam)向けに2025年リリース予定だ。