四肢ローラー爆走アクション『Get To Work』、「高難度なのにもう一周遊びたくなる」ほど夢中なユーザー続出。爆走リーマンのスピード感が爽快、開発元も“スピードラン推奨”

Istoは12月3日、『Get To Work』をリリースした。本作は高難易度なアクションゲームながら、スピード感を活かしたステージづくりや、その爽快感にプレイヤーは夢中になっているようだ。

デベロッパーのIstoは12月3日、ハイスピードアクション・アドベンチャー『Get To Work』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/Xbox Series X|S。本作は日本語表示にも対応している。本作は高難易度なアクションゲームながら、スピード感を活かしたステージづくりや、その爽快感にプレイヤーは夢中になっているようだ。

『Get To Work』は、手足にローラーブレードを装着したビジネスマンが、巨大なスケートコースを移動していくアクションアドベンチャーゲームだ。ローラーブレードを靴として履いてはいるものの、走行に使うのは基本的に肘と膝に装着したローラーブレードのみ。なぜか主人公は常時四つん這い状態で、複雑なコース上を高速で移動していく。

本作のステージは、家の中から始まり、スケートパークのようになった倉庫、空中にコースが設置された危険なオフィス街などさまざまなロケーションへと変化していく。また、コース上には「JOB OFFER(仕事依頼)」、「FAILED(失敗)」などの言葉が書かれている。これは、本作が現代の過酷な資本主義社会を生き抜くサバイバル生活を暗喩的に表現しているものだ。本作はビジネスマンとして、危険で失敗もあるビジネス街道を素早く駆け抜けていく大変さと爽快さを描いた作品となっているのだ。

本作のステージ攻略にはスピードが必須。しっかりと助走をつけ、コースからコースを飛び越えていく。なかには、落下しないように高速でカーブを走る場面や、スピードを上げて吹っ飛び、肘につけたローラーブレードで壁を掴むなどのアクションも存在しており、スピードだけではなく、テクニックが要求される箇所もある。また、画面下部にはスピードメーターが用意されており、現在の走っている速度を見ることができる。中には一定以上のスピードが必要なコースもあるため、メーターをしっかり確認しながら爆走することが重要だ。

また、本作では高難度のコースを乗り越えるプレイヤーを労い、ナレーターが励ましの言葉を喋ってくれる。ナレーターの中には声優でもあるストリーマーのCDawgVA氏もおり、プレイヤーを励ましてくれる。そのほか、ゲーム内には人気ストリーマーが登場するお助けポッドキャスト『The Grindset』が存在する。ゲストにはストリーマーのLudwig氏、DougDoug氏なども登場。コースを走りつつ豪華メンバーの音声を聴くことができる。コレクタブルアイテムとして集めることもでき、ステージの攻略とは違う楽しみもあるかたちだ。

本作のデベロッパーであるIstoはカナダに拠点を置くインディーゲーム開発スタジオだ。メンバーは4人で、これまでにパズルゲーム『Disjoint』や、サバイバル×生産ライン自動化ゲームである『Atrio: The Dark Wild』などをリリースしてきた。

『Get To Work』はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約220件中95%が好評の「非常に好評」ステータスを獲得している。レビューでは、難易度が高く、独特の操作感で慣れが必要なゲームとしつつも、慣れればスムーズに操作でき、かつスピードが出せれば、爽快感もあって楽しい、とやりこみがいを評価する声が多い。また、本作のハイスピードでコースを駆け回る爽快感から、時間を掛けてクリアした後、もう1周をハイペースでプレイする“おかわり”プレイヤーもレビューでは複数見られた。ローラーブレードを使った心地のいいスピード感が好評に繋がっているようだ。

なお本作はゲーム内にスピードラン・タイマーが搭載。そのため、スピードランを好むプレイヤーからも好意的な声が寄せられている。また、デベロッパーであるIstoは賞金付きのスピードラン大会を開催。大会は12月12日まで開催しており、本作のPC版のスピードラン動画をYouTubeにアップロードすることで参加が可能だ(大会ルール)。このように公式もスピードランを積極的に推奨しているようだ。興味のある人は参加してみてはいかがだろうか。

『Get To Work』は、PC(Steam)/Xbox Series X|S向けに配信中。現在リリース記念セールとして、Steamでは12月10日まで、定価税込1500円のところ10%オフの税込1350円で販売中だ。

Tamio Kimura
Tamio Kimura

エンタメ大好き系ゲーマー。COOPゲームが大好き、クライム系だったらなおよし。

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