地理当てゲーム『GeoGuessr』なんとSteam版発表、4月に早期アクセス配信へ。協力対戦モードなどは無料で遊べる

GeoGuessr ABは3月26日、地理クイズゲーム『GeoGuessr』のPC版『GeoGuessr Steam Edition』を発表した。4月中の早期アクセス配信開始が予定されている。

GeoGuessr ABは3月26日、地理クイズゲーム『GeoGuessr』のPC版『GeoGuessr Steam Edition』を発表した。4月中の早期アクセス配信開始が予定されている。本作ではソロデュエルと、ランクのないチームデュエルが楽しめる。

『GeoGuessr』はブラウザで遊べる人気地理クイズゲームだ。Googleが提供する「Googleストリートビュー」を用いているのが特徴で、プレイヤーはランダムに選ばれた風景画像を見て、その場所が世界のどこであるかを当てる。場所を正確に推測するには、ランドマークや道路標識などに加えて、その土地の植生までもを分析する必要がある。ソロプレイのほか、正確さ・速さを他のプレイヤーと競うデュエルモードも存在しており、日々世界中のプレイヤーがランキング上位を目指してしのぎを削っている。

現在ブラウザ版とスマートフォン(Android/iOS)版が提供されており、今回そこにSteam版が追加されるかたちだ。なお本作は以前は制限付きながら基本プレイ無料で遊べたものの、2024年2月より無料枠が廃止された。

『GeoGuessr Steam Edition』の料金体系についてもすでに概要が明らかになっている。アマチュア部門およびランクのないチームデュエルについては完全無料で楽しめるが、ランクマッチを含むソロデュエルを遊ぶためには「GeoGuessr Steam Pass」を購入する必要があるようだ。なお、現在販売されている本作ブラウザ版のサブスクリプションとは異なる。ブラウザ版で課金をしているプレイヤーも「GeoGuessr Steam Pass」を別途購入しなければならない点には注意されたい。また、「GeoGuessr Steam Pass」の所有者とブラウザ版のサブスクリプション加入者間のクロスプレイは可能となるようだ。

『GeoGuessr』はスウェーデンの開発者Anton Wallén氏によって2013年に制作された作品。本作はYouTubeや各種配信サイトなどにおいて人気のコンテンツとなっており、インフルエンサーなどを通じて高い知名度を獲得してきた。背景には、2020年に訪れたコロナ禍で外出自粛が叫ばれる際でも、世界中の空気を感じることができるという点が評価されたという部分もあるだろう。また、RTAイベント「RTA in Japan Summer 2023」にて本作が登場。数少ない日本人公認プレイヤーの1人Daig_O氏によって、国を連続で当てる「Country Streak」が披露された。クスっと笑ってしまうようなマニアックな判断方法などが、その土地に詳しくない人でも楽しめるとして好評を博した。また『GeoGuessr』はここ数年、賞金付きで公式世界大会が開催されるなど、競技としての盛り上がりも加速している。


今回はそんな『GeoGuessr』のSteam版が、早期アクセス配信として展開される格好だ。早期アクセス期間は約6か月となる予定で、新たなゲームモードやマップ、対戦機能を拡張していくという。またプレイヤーからのフィードバックに基づきゲームプレイやマッチメイキングの改良もおこなっていくそうで、早期アクセス期間については変動する可能性もあるそうだ。現時点では正式リリース時に値上げは予定されていないそうだが、もし値上げをおこなう場合はかならず案内がおこなわれるとのこと。

『GeoGuessr Steam Edition』はPC(Steam)向けに4月配信予定。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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