HoYoverse新作は「リアル系Unreal Engine製ゲーム」になる可能性。“解剖学知識のあるリアル専門3Dアーティスト”の求人始まる

miHoYoの公式求人ページにて、新たに「リアル系のキャラ/モンスター」の制作を得意とする3Dアーティストの募集が開始された。

miHoYoの公式求人ページにて、新たに「リアル系のキャラ/モンスター」の制作を得意とする3Dアーティストの募集が開始された。海外メディアPlayStation LifeStyleが伝えている。

miHoYoは中国に拠点を置くゲーム会社だ。『崩壊』シリーズのほか、『原神』や『ゼンレスゾーンゼロ』といった基本プレイ無料の人気ゲームを開発・運営している。なお開発作品は、中国国外向けにはCOGNOSPHERによりHoYoverseブランドとして展開されている。それぞれの作品ではアニメ調のセルシェーディングで描かれる、精細な3Dグラフィックも特徴となっている。

『原神』

一方、今回miHoYoの公式求人ページにて新たに「次世代の物理ベースレンダリング(PBR)」を担当する3Dアーティストの募集が開始。担当業務として、リアル系のキャラクターとモンスターの制作を専門とすることが明かされている。また人型・怪物問わず生物の筋肉解剖学的知識やモデリング制作経験が豊富な人材を募っているとのこと。Unreal Engineに精通していることや、3Dモデリングやマテリアルの制作に関する高い能力が求められるそうだ。2年以上の3Dゲーム開発経験などが応募条件とされている。

なおmiHoYoの求人ページについては、『ゼンレスゾーンゼロ』や『原神』といった既存のゲームを対象とする求人であれば、担当作品も明記されている。また「预研项目」とされる、事前の技術研究をおこなうとみられるスタッフも募られている。一方で上述の3Dアーティストについては担当作品や「预研项目」といった記載がなく、未発表の作品に携わるスタッフの募集かもしれない。

先述のとおり、これまでmiHoYoはセルシェーディングの3Dグラフィックの作品を手がけてきた。今回募集されている3Dアーティストは解剖学の知識を備えた、「リアル系」のキャラや人物の制作を専門にするということで、miHoYoにて写実的なグラフィックの新作が開発中である可能性もうかがえる。また応募者にはUnreal Engineの知識も求められており、もし新作として開発されているのであれば、リアルかつ高精細なグラフィックの作品となるのだろう。

とはいえスタッフ募集が現在進行形でおこなわれている点を見るに、発表までにはまだ時間もかかりそうだ。開発が順調に進めば、今後miHoYoから“リアル系の新作”が披露されることになるかもしれない。続報にも注目したい。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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