『原神』次回アプデで、基本仕様大胆テコ入れ。ボス再出現10秒に短縮、「修練ポイント保存」でデイリーが樹脂消費だけで達成可能に

 

HoYoverseは7月5日、『原神』の最新情報を公開した。「24.07.05開発チームQ&A」によると、Ver.4.8からは修練ポイントが保存可能になり、デイリー報酬に係る仕組みが変更。ボスが10秒で更新されるほか、会話ログ機能やUI非表示機能なども導入予定となっている。

『原神』は、HoYoverseブランドから展開中のオープンワールドアクションRPGだ。本作の舞台は、7つの国や元素が存在するテイワットである。主人公の旅人は、兄/妹と共にテイワットを訪れたが、あるきっかけから離れ離れになってしまう。本作で旅人は、相棒のパイモンと共にテイワットの各地を冒険。大きな騒動にも関わる、壮大な旅を繰り広げている。システム面では、フィールド上では最大4人のキャラクターを編成し、元素反応や各キャラクターのスキルを活かした戦闘/探索を進めていく。要素としては、いわゆるガチャシステムが存在することも特徴だろう。


「24.07.05開発チームQ&A」では、Ver.4.8で実装予定の改善内容を中心に、『原神』の情報が公開された。大きな変更としては、Ver.4.8ではデイリー報酬に関わる修練ポイントの仕組みが変更され、溢れた修練ポイントを長期修練ポイントとして保存できるようになる。

修練ポイントとは、『原神』Ver.4.1でデイリー依頼の新システム「冒険修練」の要素として登場したモノだ。同バージョン以前の『原神』では、デイリー依頼を達成すると、デイリー報酬が獲得できた。「冒険修練」の登場後は、任務の達成や宝箱の開封など、幅広いコンテンツを通して修練ポイントが入手可能。デイリー依頼を達成する代わりに、一定の修練ポイントを溜めることでデイリー報酬が獲得できるようになった。

Ver.4.8では、そんな修練ポイントが、溢れた際に長期修練ポイントへ変換され、保存できるようになる。保存された長期修練ポイントは、任意の方法で天然樹脂を消費すると、修練ポイントへ変換。つまり毎日修練ポイントを貯めなくとも、長期修練ポイントをためておけば天然樹脂を消費するだけで、デイリー報酬が獲得できる。『原神』より好きなペースでプレイし、長期修練ポイントが溜まっている際には、天然樹脂を消費するだけで1日のゲームプレイを終えられるわけだ。なお長期修練ポイントは、天然樹脂を30個消費する度に、1回の報酬受取りに必要な修練ポイントへ変換。長期修練ポイントは、バージョンX.0になるとリセットされる。


改善内容としては、新バージョンではボスの更新時間が10秒へ短縮。これまではフィールド上のボスを倒したあと、再出現まで5分間必要であり、何度も倒したい場合には再出現を待つ必要があった。新バージョンからはわずかな待機時間で、何度も連続でボスと戦えるわけだ。そのほか新バージョンでは、深境螺旋のチーム編成画面の改善や、会話ログ機能が追加。メイン画面および会話時のUI非表示機能も導入される。スクリーンショットなどは撮影しやすくなりそうだ。

また今回の開発チームQ&Aでは、現行バージョンにて登場した「幻想シアター」についても触れられている。同コンテンツは、より多彩で新鮮な戦闘体験を楽しんでほしいという理由から、デザインされたという。一方、現状では課題が多く存在しており、ポジティブな体験を十分に届けられていないと認識しているそうだ。そこで今後の調整では元素反応に基づいた、より戦略性が高く、強力なバフ効果が提供される仕様を検討しているとのことだ。また幻想シアターに対しては、多くの旅人からキャラ獲得に関するランダム性が高いというフィードバックが寄せられているといい、キャラ獲得方法も改善が進められているという。


原神』は、PS4/PS5/PC/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中だ。