『原神』次回アプデでは一部キャラや機能の「使いやすさ」アップへ。“不遇元素反応”のダメージ底上げ、トレジャーコンパス強化などいろいろ


HoYoverseは11月6日、『原神』の最新情報を公開した。「24.11.06 開発チームQ&A」によるとVer.5.2では、元素反応のうち過負荷/超電導/感電/氷砕きの基礎ダメージが強化。トレジャーコンパスの強化や、一部の武器獲得画面への表示改善もおこなわれる。

『原神』は、HoYoverseブランドから配信中のオープンワールドアクションRPGである。本作の舞台は、7つの国や元素が存在する世界テイワットだ。旅人と呼ばれる主人公は、相棒のパイモンと共にテイワットの各地を冒険。生き別れの兄/妹を探して世界を巡り、各国での騒動にも巻き込まれてきた。要素としては、いわゆるガチャシステムが採用。オープンフィールド上でのバトルでは、異なる元素を反応させると発生する元素反応も重要なシステムとなっている。

 


公開された「24.11.06 開発チームQ&A」によると、アップデートVer.5.2では一部元素反応の基礎ダメージが上方修正される。開発チームは、プレイヤーが戦闘中におこなう元素反応の使用状況に注目してきたという。その結果として、より多くのキャラクターや編成が活躍できるように、元素反応のうち過負荷/超電導/感電/氷砕きの基礎ダメージが上方修正されるそうだ。

『原神』の元素反応では、初期の頃から水と炎によって起こる蒸発反応や、氷と炎によって起こる溶解反応がプレイヤーからよく利用されてきた。両反応がシンプルにキャラクターのダメージを伸ばすのに対して、感電など初期から存在する追加ダメージを発生させる反応はダメージが頼りないためだ。

2021年に配信されたVer.1.6では、そうした状況を受けてか、アップデートで一部元素反応が強化。元素熟知によるダメージ増加量や基礎ダメージの底上げなどがおこなわれている。またその後、アップデートによって追加された草元素関連の反応や一部反応と関連したキャラクター、あまり元素反応に頼らない編成なども登場しており、初期から環境は変化してきた。一方で、現在感電や超電導といった反応は活用しづらく、戦闘コンテンツであまり利用されていない状況にある。アップデートVer.5.2では、再び不遇な元素反応が強化されるわけだ。


またアップデートVer.5.2の調整項目としては、トレジャーコンパスの強化により、より多くの宝箱が探せるようになる。具体的には探せる宝箱の手がかりが増え、トレジャーコンパスで時間制限挑戦や未達成の仙霊なども発見可能になるようだ。トレジャーコンパスと神の瞳の共鳴石を対象に、エリア移動にあわせたアイテム自動切り替え機能も導入される。

また紀行や鍛造など武器獲得画面では、バッグ内にある該当武器の数/レベル/精錬ランクが確認可能となる。紀行武器を選ぶ際などに、バッグ内にある武器の状況がわかりやすくなるのだ。そのほかVer.5.2では、聖遺物を対象とした自動ロック機能のアップデートや、聖遺物につけられる星マークおよび獲得順表示が追加。塵歌壺関連の木材入手改善や、幻想シアターの調整なども実施される。


原神』は、PS4/PS5/PC/iOS/Android向けに配信中だ。

【UPDATE 2024/11/6 16:26】
一部元素反応の過去の調整について追記