モグラ宝石採掘ゲーム『Gemporium: A Cute Mining Sim』、“3日で1万本”の好調スタート。採掘から研磨までこなし、目指せ借金返済&大繁盛
Merge Conflict Studioは8月8日、『Gemporium: A Cute Mining Sim』をリリース。本作はモグラによる宝石採掘・販売シミュレーションとしてさっそく人気を博している。

デベロッパーのMerge Conflict Studioは8月8日、『Gemporium: A Cute Mining Sim』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は、リリースから間もなくさっそく人気となっている。
『Gemporium: A Cute Mining Sim』は、宝石を採掘して売るシミュレーションゲームだ。プレイヤーは宝石の採掘・研磨・販売を自らこなし、宝石商としてお店を繁盛させることを目指す。

本作の主人公は、モグラだ。主人公はある日、おばあちゃんモグラから商店の経営を任せられることになる。しかし、お店には多額の借金があることが判明。プレイヤーは宝石商としての仕事をこなしつつ、借金取りからの催促にも対応しながら、お店を切り盛りしていくことになる。
宝石商の仕事は、鉱山で原石を見つけ出すところから始まる。鉱山にはさまざまなレアリティの宝石が眠っており、それらをハンマーやドリルなどの道具を駆使して採掘する。操作としてはクリックで周りの岩を削っていき、原石を掘り当てる仕組みだ。採掘の過程で宝石を割ってしまうとその価値が下がるので、慎重に作業を進めなければならない。


掘り出した原石は、そのままでは価値が低いため、自分の手で磨き上げる必要がある。磨き布を用いて、色鮮やかでピカピカな宝石へと仕上げるのだ。そうすることで、売値も大幅にアップする。
そうして手に入れた宝石を、商店で販売することになる。店を訪れるお客さんはそれぞれ求める宝石が異なるため、好みに合わせて宝石を提供する必要がある。稼いだお金は、採掘の道具や商店のアップグレードに用いることが可能。こうして商店を少しずつ繁盛させていくのだ。しかし店には借金の取り立てもやってくるため、お金を返済にあてることも忘れてはいけない。

本作は8月8日にリリースされ、さっそく高い評価と人気を獲得している。本作の開発元であるMerge Conflict Studioは8月11日、本作が発売から3日間で1万本の売り上げを達成したことを明らかにした。また、本稿執筆時点のSteamユーザーレビューでは、約270件のうち95%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得するなど、売上だけでなくユーザーからの高い評価も寄せられているかたちだ。
本作ではゲーム内時間が設定されているが、その進行速度はプレイヤーが調整できるようになっている。さらに、時間が勝手に進行しない「のんびりモード」も用意されており、自由に切り替えることが可能。そのため、自分のペースでゆったりとプレイすることができる。また、モグラや客たちのかわいらしいキャラクターデザインとも相まって、本作はリラックスしながら楽しめると好評だ。とはいえ、時間制限をきちんと設定すれば借金取りに急かされる毎日を過ごさなくてはならない。そのため、ほどよい緊張感を味わえるゲームとしても評価されている。
本作を手がけるMerge Conflict Studioは、アメリカのテキサス州に拠点を置くインディーゲームスタジオだ。同スタジオは6人のメンバーで構成されており、現代の社会問題や環境問題への意識を高めるような作品の制作を目指して活動しているという。過去作としては、ソーラーパンクアドベンチャー『Re:Fresh』をPC(Steam)向けにリリース。同作も本稿執筆時点のSteamユーザーレビューにおいて、約210件中95%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。ロボットや動物キャラクターの愛らしいデザインや、居心地の良い雰囲気が高く評価されている。『Gemporium: A Cute Mining Sim』においても、同スタジオ特有のリラックスできるゲームプレイやかわいらしいキャラクターデザインなどが好評を得て、売上を伸ばしているかたちだ。
『Gemporium: A Cute Mining Sim』は、PC(Steam)向けに配信中。リリース記念セールとして、8月22日までは20%オフの960円(税込)で購入可能となっている。また、体験版も配信中だ。