対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』Ver.1.50では新キャラクター「ヴェルサシア」が登場へ。新ランクなど追加要素も続々


Cygamesは7月20日、『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-(GBVSR)』の最新情報を公開した。Ver.1.50では新プレイアブルキャラクターとして「ヴェルサシア」が登場。新ランクとしてグランドマスターランクも実装予定となっている。

『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』は、2020年発売の対戦格闘ゲーム『グランブルーファンタジー ヴァーサス』のシリーズ最新作である。本作では原作『グランブルーファンタジー』をベースに、新キャラクターも含めて30名以上がプレイアブルキャラクターとして登場。ワンボタン操作から簡単に必殺技が出せる仕組みや、美麗な3Dグラフィックといった特徴はそのままに、戦いが繰り広げられている。

また本作では、ダッシュ攻撃などの新アクションによってバトルのテンポが上昇。オンライン対戦にはロールバックネットコードを採用し、PS/Steam間のクロスプレイにも対応したことで、幅広い環境で快適な対戦が可能となっている。なおSteamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で3434件中90%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。


アメリカ・ラスベガスで開催中の格闘ゲームの祭典「EVO 2024」内にて、本作のパネルディスカッションが実施され、最新情報が公開された。まずVer.1.50では、新プレイアブルキャラクターとしてヴェルサシアが参戦する。ヴェルサシアは、主人公グランの母親の肉体を依り代に、空の世界に顕現した破壊の神の化身。『GBVSR』作中のストーリーにて登場した、本作のオリジナルキャラクターである。本作クリエイティブ・ディレクターである福原哲也氏の放送内でのコメントによると、ヴェルサシアは見た目どおりパワフルに戦うキャラクターなのだという。


ヴェルサシア関連では、一部制作の裏話も披露された。ヴェルサシアは『グラブル』世界の象徴であるバハムートをモチーフとしつつ、破壊の神なので阿修羅の要素も導入。人間ではない動きをさせたいために、竜の腕をつけたいといった要望を元に、デザインが進められていったそうだ。ほかにも、前作のベルゼバブ同様、ボスはオリジナルキャラクターにしたかったことなど、いくつかのエピソードが明かされている。


『GBVSR』Ver.1.50では 最上位ランクとしてマスターポイントの上位10名だけがなれる「グランドマスター」が追加予定だ。今後ゲーム内では、バトルシーズンごとにマスターポイントがリセットされるようになる。ポイントのリセットタイミングで、グランドマスターランクを維持していると特別なバッジや称号が獲得可能。最上位のプレイヤーに向けた新たな目標となるのだろう。

また、Ver.1.50からはバトルロビーにて対戦相手とのRTT値が可視化される。RTTとは、ネットワーク経由でデータが送信されるまでにかかる時間を示す数値。RTT値の表示によって、相手と快適に戦えるかどうかがよりわかりやすくなるわけだ。さらにネットワーク関連では、詳細は不明ながら切断ペナルティも実装されるとのこと。福原哲也氏のコメントによれば、快適に遊んでもらえるように、今後も機能改善のアップデートは継続されていくそうだ。なお『GBVSR』Ver.1.50のアップデート情報としては、ゲーム中のストーリー追加やバトル調整などほかにも内容が予定されているそうだ。


グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC(Steam)向けに発売中。Ver.1.50では新キャラクター・ヴェルサシアやストーリー追加、バトル調整、新ランク「グランドマスター」などが追加予定だ。また「EVO 2024」では本作のトーナメントに加えて、「ヴェルサシア」の先行試遊などが実施されている。