不気味世界冒険RPG『Galeid.』Steamにて無料配信開始。敵の見た目で属性判断、隠し要素もたくさんのこわかわホラー
個人開発者のupa=宇羽氏は12月24日、ホラーRPG『Galeid.』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。価格は無料だ。本作は全9章のストーリーを構想しており、本稿執筆現在で遊べるのはチャプター1となるprologue編となっている。
『Galeid.』は、不気味な夢の世界を舞台としたホラーRPGだ。主人公は世界の最も浅い場所、上層部の雨町に住む人間の女の子、モノ。モノは自分の体から命の源である“色”がなくなっていることに気づく。死ぬのが嫌だったモノは色を求めに外の世界へと旅立つ。
本作の舞台となる不気味な夢の世界は、主人公であるモノの住む雨町をはじめ、さまざまなロケーションが存在する模様。プレイヤーはモノを操作し、魚を釣ったり、ゴミを食べたりと、夢の世界を自由気ままに探検することができる。また、世界にはさまざまなキャラクターが存在。モノの友達で、色がなくても生きていけるファルファーレをはじめ、かわいらしくも少し不気味で特徴的なキャラクターたちと交流することができる。
また、本作ではモノを襲ってくる敵性キャラクターと戦闘になることもある。戦闘では、一般的なRPGのようなターン制バトルを採用。戦闘のシステムとしては敵の特徴によって、メインとサブの属性を使い分け、弱点を狙ったり、作ったりするコマンドバトル。メイン属性は「鬱」、「躁」、「ヒス」の3つ。サブ属性は「電波」、「錆」の2つとなっている。
弱点を見分ける方法としては、敵の見た目に注目すること。鬱属性が弱点の敵であれば、体が青く、目から青色の液体が出ている。ヒス属性が弱点の敵は体が赤く、血管が浮き出ているなど、戦闘時に敵の見た目にしっかり注力して弱点を見つけていくのだ。
本作を手がけたのはイラストレーター/個人開発者のupa=宇羽(うぱ いこーる うぱ)氏。本作は同氏個人で制作されており、より良い作品にすることを目的として、感想とフィードバックを求めるために12月24日に早期アクセス配信することを決断したようだ。完全リリースは2028年を予定しており、ブラッシュアップする内容によっては半年~数年単位で開発期間を延ばす予定だという。フルバージョンでは全9章のストーリーが楽しめるほか、ストーリークリア後の追加コンテンツや新イベント、新マップの追加まで予定しているという。また、本作は早期アクセス配信終了後も無料で楽しめるようだ。
本稿執筆現在では全9章あるとされるストーリーのうち、チャプター1にあたるprologue編を遊ぶことができる。また、prologue編にはたくさんの隠し要素が盛り込まれており、特殊イベントやチャプター1時点で合計3体いるという裏ボスとの戦闘を楽しむことができる。裏ボスの全討伐まで含めると本作のクリア時間は4~5時間ほどだという。
また、12月30日から来年の1月20日までゲーム内で期間限定のお正月イベントが開始予定。フェニル王朝遺跡に登場する「がんたにうちゃ.」を倒し、アイテム「おもち」を手に入れることで、新たな装備やお正月衣装、新ボスとの戦闘を楽しむことができるとのこと。現状prologue編のみ公開されている本作だが、早くもイベントが開催されたり、隠し要素なども存在したりしており、さまざまなコンテンツが詰め込まれている。今後のストーリー追加やアップデートについても注目されるところだ。
『Galeid.』はPC(Steam)向けに無料で配信中。また、主人公モノの衣装追加と開発者を支援する事ができる税込1800円の「衣装追加パック」も販売中だ。
【UPDATE 2024/12/29 1:47】
制作者のプロフィールについての記述を調整