因習村カチこみFPS『ギャルトムラ』Steamにてお披露目。最強ギャルが異界化村に乗り込んで暴れる、『カルトに厳しいギャル』開発者新作

個人サークルCrush-vAdinは10月22日、『ギャルトムラ(GAL VS VILLAGE)』のSteamストアページを公開した。

個人サークルCrush-vAdinは10月22日、『ギャルトムラ(GAL VS VILLAGE)』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに、2026年3月発売予定。ストアページ上では、動画やスクリーンショットなどが公開されている。

『ギャルトムラ』は、最強のギャルが異界化した村に単独乗り込んで事態を収拾しようとする、異界化村にカチこむオールドスクールFPSだ。本作の世界では統暦2XXX年23月45日に、葉意背多(はいせた)村で異界化の兆候が確認される。守人の黒撥(くろばち)家や村民たちは、あわせて犯行声明を発表。「私達を知れ」という謎のメッセージを発するのだった。本作のメインキャラクターである血染寺・”ブラッドサッカー”・ユイは、超越存在管理局特務部隊に所属する最強のギャルだ。ユイは、途川乃淵(とがわのふち)県の県師が異界化に即座に対応することを決定したため、単独で葉意背多村へ侵入。特殊礼拝を受けて異界に適応した上で、事態の収集にあたることとなる。異界化した村での異形や古のカミなどとの戦いが繰り広げられる。

超越存在管理局の特殊部隊ナンバー444であるブラッドサッカー・ユイは、銃火器や肉切り包丁を駆使して異界村を血に染めていく。ゲームプレイとしてはオールドスクールFPSとなっている。異界化した葉意背多村の内部には、異形化した村民たちや守人であった黒撥家、顕現した古のカミなどが存在している。最強のギャルであるユイは、彼らを相手に戦闘を展開。肉切り包丁による無敵付きの強力な近接攻撃や、ハンドガンなどによる銃撃、無敵付きのダッシュを駆使して、異界化村を生き延びていくのだ。

各ステージはゴールに到達するか、ボスを撃退するとクリア。最強のギャルであるユイや、彼女をサポートするオペレーターといった登場キャラクターには、ドット絵の立ち絵やボイスなどが用意されている。

また本作では、ゴールまでのルートを示してくれるガイド機能が搭載。プレスキットに同封されたデモ版を少し触った限りでは、クラシックでシンプルなゲームプレイや横方向にしか動かせない視点と照準、前述のガイド機能によって、遊びやすい印象を受けた。難易度は、ほぼほぼ死なないという最低難易度からEX-HARDまで4段階用意されており、幅広いプレイヤーに向けた内容となっているのだろう。

本作は、アンダーグラウンドゲーム制作者のbhaskara(ばーすから)氏による個人サークルCrush-vAdinが手がけている。過去作としては、2Dアクション『CYNOROID』シリーズ、『ととのいシミュレーター』、『HAZAMA_QUEEN』などをリリースしてきた。2024年5月にリリースした『カルトに厳しいギャル-CULT VS GAL-』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー307件中96%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。プレイヤーからは、中指を立てながら戦うゲームプレイや、意外と正統派な内容などが評価されているようだ。

本作『ギャルトムラ』については、「GAL VS VILLAGE」や「因習村FPS」などとして、テスト版や進捗の公開などがおこなわれてきた。今回はSteamのストアページ公開とともに、発売時期が告知されたわけだ。プレスリリースによると、本作でも前作『カルトに厳しいギャル-CULT VS GAL-』同様マルチエンディングを採用しているという。またエンディング曲では、 bhaskara氏が手がけた楽曲のアレンジ/レコーディング/ミックスを、バンド「色々な十字架」のkikato氏が担当しているそうだ。

『ギャルトムラ』はPC(Steam)向けに、2026年3月リリースを目指して開発中。500円での配信が予定されているそうだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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