極寒協力サバイバルFPS『Frostrail』発表。凍える世界を「要塞機関車」で探索、好評恐怖Co-op『Barotrauma』開発元が贈る
FakeFishおよびShiro Unlimitedは4月11日、『Frostrail』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年に早期アクセスとして配信開始予定。

デベロッパーのFakeFishおよびパブリッシャーのShiro Unlimitedは4月11日、『Frostrail』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年に早期アクセスとして配信開始予定。
『Frostrail』は、オープンワールドサバイバルFPSだ。1人プレイのほか、最大4人の仲間と協力プレイが可能だという。本作の舞台は、氷雪に覆われた帝国だ。この国は一度は栄えたものの、皇帝の行いにより極寒の中で荒廃していくこととなった。寒さだけでなく、恐るべき怪物たちも徘徊し人間を狙っている。プレイヤーたちは、この極寒の帝国のなかを蒸気機関車で駆け抜け、命懸けで探索して物資を集め、希望を探していく。
プレイヤーたちが駆る蒸気機関車は、移動要塞として重要拠点となる。燃料を管理し、武器製造設備などを整え、装甲やエンジンを強化してさらなる脅威に備えるのだ。また、車両を増設しての設備増強も可能となっている。
機関車を一歩降りれば、危険な極寒の世界が待ち構えている。とはいえ、必要な物資を得るためにはリスクを冒さなければならない。線路の先には、放棄された居住地のほか、掩蔽壕や要塞といった探索の価値あるロケーションが点在しているという。


ただし、寒さは徐々にキャラクターの身体を蝕み、怪物たちもプレイヤーを付け狙う。リスクの大きさと報酬を天秤にかけることになりそうだ。機関車から降りて危険な探索に乗り出し、成果を機関車に持ち帰ってまた次の場所へ……といったゲームプレイループになるのだろう。なお、持ち帰った物資を使って、武器や装備をクラフトするといった要素もあるそうだ。

本作を開発するFakeFishは、協力プレイに対応する2Dコズミックホラー潜水艦シム『Barotrauma』を手がけたデベロッパーだ。同作には本稿執筆時点でSteamにて5万件を超えるユーザーレビューが寄せられており、うち94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。
『Frostrail』では2D横スクロールから1人称視点シューターへとジャンルを変えつつも、プレイヤー同士協力して、極限状態の恐怖に立ち向かう体験が作られるのだろう。なお、本作パブリッシャーのShiro Unlimitedは、『Evoland』シリーズなどを手がけたShiro Gamesのパブリッシング部門だ。
『Frostrail』は早期アクセスとして配信予定だ。プレイヤーの意見を取り入れてブラッシュアップするためで、早期アクセス期間はリリースからおよそ1年間を予定しているという。早期アクセス開始時点では、コアとなるゲームプレイメカニックは実装済となる予定。正式リリースに向けては、全体的な体験の改善やコンテンツの追加、バグ修正、バランス調整などがおこなわれていくという。
『Frostrail』はPC(Steam)向けに、2026年に早期アクセスとして配信開始予定。