冷凍睡眠人間を管理するゲーム『FREEZIA』8月8日発売へ。凍死を避けて適切温度管理、人類のコールドスリープをお助け  

room6は8月1日、『FREEZIA』完全版をSteamに向けて8月8日にリリースすると告知。本作は人類の冷凍睡眠を管理するパズルアクションゲームだ。もともとitch.ioにて公開されていたものの、各種要素が追加されてリリースされるかたちだ。

room6は8月1日、『FREEZIA』完全版を8月8日にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発表にあわせて、新しい動画が公開されている。

『FREEZIA』は、人工知能として冷凍睡眠を管理していく、冷凍睡眠管理パズルアクションゲームである。本作の舞台では、地球環境が危機的状況にあった。テクノロジーで地球環境を再生するには、長い年月がかかる。そこで人類は冷凍睡眠によって眠りにつき、地球が復活する時を待とうとしていた。本作でプレイヤーは人工知能フリージアとして、人類の冷凍睡眠を管理していく。人工知能を信奉する預言者や、冬眠予定のクルーなども登場。冷凍睡眠と人工知能を取り巻く人々の思惑が描かれる。

人工知能フリージアは、与えられた命令に従って人類の冷凍睡眠を管理する。冷凍睡眠では温度が重要となっており、フリージアは冷凍睡眠ポッドを適温に保つ必要がある。そこで冷凍睡眠管理パートでは、プレイヤーが管理対象の冷凍睡眠ポッドのメモリを操作して、温度を調整。一定時間内に中央のラインに揃えて温度を安定化させることで、凍死などを防ぐ。序盤はシンプルな内容となっているものの、物語の進行にあわせて管理する要素が増加。制限時間もあり、冷凍睡眠の管理業務は徐々に忙しくなっていく。

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またアドベンチャーパートでは、青と白を基調としたグラフィックなどによって、ストーリーが展開。冷凍睡眠管理パートとアドベンチャーパート、2つのパートによって冷凍睡眠と人類の行末を巡る物語が繰り広げられる。

本作は、ゲーム開発者のササン三(Sassan03)氏が手がけている。同氏は、Steamにて早期アクセス配信中の『MINDHACK』にも、クリエイターチームVODKAdemo?の一員として参加。同作ではサブシナリオと広報を担当しているという。

本作『FREEZIA』は、2024年に公開されていた作品だ。room6の社内ゲームジャムにて制作。30分程のプレイ時間の中で、ほどよく忙しいゲームプレイと、冷たくも暖かなストーリーが展開されていた。8月8日に発売予定の本作は、完全版に位置づけられている。2024年に公開されたプロトタイプ版から、全体のゲームレベルの見直しや、ストーリー演出の追加などを実施。クリア特典として、徐々にテンポが早くなるタイマーにあわせて冷凍睡眠を管理する「エンドレスモード」と、冷凍睡眠ポッドを素早く安定化させていく「タイムアタックモード」が実装されている。オンラインランキング機能も用意されているそうだ。

『FREEZIA』完全版は、PC(Steam)向けに8月8日リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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