“ルール無用”対戦FPS『FragPunk』、課題指摘されつつも盛況。「頭サイズ変更」「敵をリスポーン地点に強制送還」など、トンデモルールを押し付ける豪快バトル

Bad Guitar Studioは3月7日、ヒーローシューター『FragPunk』をPC(Steam/Epic Gamesストア)向けにリリースした。Xbox Series X|SおよびPS5向けにも登場予定だ。本作は課題がいくつか指摘されつつも、好評を博している。

デベロッパーのBad Guitar Studioは3月7日、ヒーローシューター『FragPunk』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。なおXbox Series X|SおよびPS5向けにも後日正式リリースされる予定だ。ゲーム内表示は日本語に対応している。本作は課題点も指摘されつつ、リリース後まもなく盛況を博している。

『FragPunk』は5対5に分かれて戦うチーム対戦FPSだ。なお本作はいわゆるヒーローシューターの要素も持ちあわせており、異なる能力を持つキャラクターを選択可能。また武器もアサルトライフル、ライトマシンガン、ピストルなど多岐にわたって用意されており、さまざまなヒーローと武器を組み合わせて自分好みの戦術を構築することができる。

本作の特徴としては、「シャードカード」が挙げられる。毎試合、毎ラウンド配布されるシャードカードは、ゲームに直接的に影響を及ぼす。たとえば体力の上限をあげたり、ヘッドショットダメージを軽減したりといった効果だ。しかし本作では単なるステータスへの変化だけでなく、敵の頭が大きくなったり、チームの攻防を入れ替えたりといったものまで存在しており、ルールにすら影響を及ぼすシステムとなっている。計169枚用意されているとのことで、試合ごとに異なった体験を楽しめるだろう。

そんな本作は2024年10月にクローズドベータテストを実施。ピーク時には1万人を超えるほどの人気を博しており、注目度の高さが明らかになっていた(関連記事)。そして3月7日、ついに正式リリースを迎えた。正式リリース後もその人気は留まることを知らず、SteamDBのデータを確認すると、ピーク時で6万3958人を記録する盛況を博している。

一方でレビューは本稿執筆時点で約5000件中68%の好評率に留まり、「賛否両論」ステータスとなっている。レビューでは、試合で選択するシャードの説明が不足しており、遊ぶ際にわかりづらかったとする声がある。また、本作と同様にヒーローシューター要素を持つ作品である『オーバーウォッチ』や『Valorant』などと比較すると、動きがやや緩慢でもっさりと感じるといった意見も見られる。とはいえシャードによって同じ試合でも変化がもたらされるゲームプレイは一定の評価を獲得。ときに突拍子もない効果によって混沌とした状況になることもあり、カジュアルに楽しめるとして評判となっているかたちだ。

FragPunk』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに基本プレイ無料で配信中。また具体的な日付は未定ながらXbox Series X|S/PS5向けにも配信される予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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