『FF14』「黄金のレガシー」パッチ7.0にてなぜか「異才のアモン」に凶悪超強化バグ発生。めげずに“ゴリ押し・ゾンビ戦法”編み出される

 

最新大型拡張ディスク「黄金のレガシー」のアーリーアクセスが開始された『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)において、奇妙なバグが発生しているようだ。既存コンテンツ「クリスタルタワー:シルクスの塔」に登場するボス「異才のアモン」のアクションを防ぐすべがなくなり、進行不能になるという。原因は現在究明中で、状況に進捗があり次第、公式に報告がなされる見込みだ。

『FF14』では6月28日より、最新大型拡張ディスク「黄金のレガシー」のアーリーアクセスが開始されている。メンテナンスが終了した18時から多くのプレイヤーが新大陸へと乗り込み、サーバーは大変な賑わいを見せている。大型パッチということもあって新たなジョブも追加され、メインクエストをはじめる前に既存コンテンツでレベリングに勤しむプレイヤーも多いことだろう。そんな人々を無慈悲に蹂躙しているのが、「バグったアモン」である。


「異才のアモン」はパッチ2.3で実装されたアライアンスレイド「クリスタルタワー:シルクスの塔」の3番目のボスである。炎や氷、ミニマム化などの魔法を操り、光の戦士たちを翻弄する。大技「終幕の熱狂」ではフィールドの全面を炎が覆い、プレイヤーたちを焼き尽くすのだ。しかし、アモンは大技の直前にプレイヤーのうち何名かを氷に閉じ込める攻撃をしてくるため、この氷塊を盾にすれば攻撃を無力化することが可能。10年近く前に実装されたコンテンツということもあり、親の顔よりギミックをこなしてきた古参ヒカセンも少なくないだろう。

今回のバグではその氷塊が生成されず、「終幕の熱狂」は正面から光の戦士たちに襲いかかってくる。メインクエストで世界を救っていようが、絶コンテンツをすべてクリアしていようが、氷塊が作られなければ光の戦士は無力である。しかし、勝てないと決めつけるとは早計というもの。X(旧Twitter)では火力でゴリ押したり、ゾンビ戦法を用いたりと、さまざまな方法でアモンに挑んだという報告が投稿されている。


実は進行不能となっている不具合は「シルクスの塔」にとどまらない。お知らせによると、シルクスの塔のほかには「絶竜詩戦争」「極神龍討滅戦」「グンヒルド・ディルーブラム零式」において氷結関連のギミックに不具合が生じており、コンテンツによっては進行不能となっているようだ。そのなかでも「シルクスの塔」はレベリングに活用されるコンテンツルーレットでマッチングする可能性があり、カジュアルプレイヤーからハードコアプレイヤーまで幅広く触れることが多い。そのため不具合がプレイヤーの目につきやすく、話題となったのだろう。

バグにより超強化されてしまった「異才のアモン」。工夫して戦略を練れば倒せないこともないものの、レベリング目的で挑むにはいささか強すぎるため、コンテンツルーレットで「シルクスの塔」に当たった場合に退出するプレイヤーも出てきているようだ。開発側も急ぎ原因を救命しているようなので、超強化のお祭りを楽しみたい人は今のうちに、パーティ募集などを活用して人を集めてもいいかもしれない。


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