『ファイナルファンタジーVII リバース』のミニゲーム「クイーンズ・ブラッド」は、次回作にも登場する可能性があるようだ。ディレクターの浜口直樹氏はクイーンズ・ブラッドを“新しい形”にできないか思索しているという。
本作は、PS向けの『ファイナルファンタジーVII』のリメイクシリーズ三部作の二作目だ。対応プラットフォームはPS5。グラフィックは最新技術を用いたフル3Dになり、ターンベースだった戦闘はアクションベースに変化。前作にてミッドガル脱出を果たしたクラウドたちは、自由な探索をコンセプトに、広大なワールドマップの中でセフィロスの影を追っていくことになる。
本作ではさまざまなミニゲームも登場。なかでも本作の世界の各地で流行しているという戦略思考型カードゲーム「クイーンズ・ブラッド」は序盤からプレイ可能で、旅の先々で対戦相手と巡り合うことになる。本ミニゲームでは、作中のさまざまなモンスターや召喚獣などがカードとして登場。15枚のデッキを組んでバトルに用いる。盤面は縦3マス×横5マスとなっており、プレイヤーたちは交互にカードを置いて陣地を広げていく。カードごとに取れる陣地の違いやさまざまな特殊効果を備えているなど、シンプルながらも奥深いデッキづくり・バトルを楽しめるミニゲームだ。
今回、米国ワシントンD.C.で開催されたコンベンションイベント「Otakon」にて『ファイナルファンタジーVII リバース』のスタッフ、および日本語版・英語版声優の登壇イベントがおこなわれた。このなかで本作のディレクターである浜口直樹氏はクイーンズ・ブラッドについて、ユーザーからの質問に答えるかたちで新展開を明かしている。
ユーザーは同氏に対して「クイーンズ・ブラッドをリアルカードゲーム化する計画があるか」を質問。これに対して同氏はユーザーからたくさんの要望を受けているとしつつも、「今は次回作に向けてクイーンズ・ブラッドを新しい形にできないかを思索しているので、まずはそちらを優先したい」と明かした。
浜口氏は本作発売前におこなわれたレッドブルのインタビューに対して、クイーンズ・ブラッドの新展開についてまだ何も決めていないとしつつも、「we want to consider further expansions as a possibility（さらなる拡張も可能性として考えていきたい）」と前向きな姿勢を示していた（関連記事）。そして今回、同氏には次回作でクイーンズ・ブラッドを“新しい形”で登場させる考えがあると明かされたかたちだ。
なお浜口氏は（クイーンズ・ブラッドのリアルカードゲーム化について）いつかユーザーの期待に応えられるようにしたいとも答えている。次回作で新たな形となったクイーンズ・ブラッドが、改めてリアルカードゲームなどとして独自展開される可能性もあるかもしれない。続報にも注目したい。
『ファイナルファンタジーVII リバース』はPS5向けに発売中だ。
【UPDATE 2024/8/6 12:22】
Otakonの開催地を修正
